隠しごと
ここ数日の間に、2つも夫の隠しごとが発覚し、すっかり機嫌が悪い私。愛人がいたとか、借金があったというような話ではないのだが、隠れて私のせんべいを食った……という話でもない。一緒に暮らしている妻が知っているべきことを「いいづらい」がために、わざと隠していたのだ。
「あえて、いわない」ことは嘘と同じだと思っている。嘘のために、いくつもの嘘をつくことになる。家族のなかで、嘘をつきながら生活をするなんて、とんでもない。まるで「悪い点だったテストを隠す子ども」のようで、ホントになさけない隠しごとではあったが、夫にコンコンと説教をし「2度までは許す。3度目があったら、離婚する。隠しごとがまかり通るような家庭なら、ないほうがいい」と脅した。
実をいうと私は小学校では生徒会長、中学校では裏番と呼ばれた「説得と脅しのプロ」なんである。生徒会長のときは選挙権を持つ高学年に対し「明るい学校にしよう」などと説得し、中学校では一見普通の女の子でありながら、裏では番長と密着な関係にあった女だ。うちの生徒が他校の生徒にいじめられると、番長をあおってヤキを入れさせたりした。夫を脅すぐらい、朝飯前だ。
そんな過去を持つ私に、にらまれた夫は相当しょげていた。夕飯もロクに食べられないほどだ。夫よ。まじめに正直に生きなさい。そうすれば、裏番女房はきっと許してくれるさ。
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