正しい道
締切りなんである。やってもやっても終わらない無間地獄だ。6月まで仕事が続いていて、まだ4月の半ばだというのにすでに死にそうだ。あえて例えれば、スタート直後に過呼吸になっちゃったマラソンランナー。別に「仕事たくさんあっていいでしょう」と自慢したいワケでもなんでもない。おのれの筆の遅さとボキャブラリーのなさにあきれながら、仕事をしているほどだ。ライターにしてこの欠点は致命的。
だから、そんな私に次々と仕事を振ってくれる取引先に感謝をしつつ「ホントに私でいいのか。息切れしている私でいいのか」と自問自答する。答えは「イクナイ!」なんだけど。
そんなんで、こうやって金のからまない雑記をかいて、ストレス解消をしているのだ。金がからむと必死になっちゃうんだよお。
ところで先日、大森さんと会った。大森さんといえば、以前にもかいたが「会ったことがないけれどイケメンらしいと聞いている学保連会長」である。その大森さんと逢い引きしたのだ。
はじめて会ったはずの、大森さんはやはりどこかの会議で会っていたようで、見覚えのある顔だった。毒舌がウリだというのに、意外とその口ぶりはソフトである。とある場所に届ける書類を受け取り「これ急ぎますか? 夜中にでもポストに入れておこうかな」といったところ、彼はひとこと、こういった。
「捕まらないようにしてください」
こんな私でもいちおう女である。「くれぐれも気をつけてくださいね」とか「痴漢やひったくりに注意してくださいよ」というのが道理(人の行なうべき正しい道)であろう。あなどれし、大森。やっぱり毒舌じゃないか。
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