原稿と布団とキムタク
まずはひとつ、片付いた。延々と原稿を書き続け、トンネルの向こうからうっすら光が見えてきたって感じだ。お昼頃に2本分の原稿を送ったあと、猛烈に具合が悪くなった。ずっと寝ないでパソコンに向かっていたから、アタマは痛いし、肩はガチガチ、眼球疲労は最高レベル。
そんな状態で布団に身をゆだねたら、もう終わりである。わかっていた、そんなことは。でも、甘い誘惑に勝てなかった私。横たわったとき、生まれて初めて「自分のカラダが布団に溶けていきそう」な感覚を味わった。あー、たまんない。ふかふかの布団はもはやカラダの一部である。
思わずひとり「布団はいいなあ」とつぶやく。まるで、刑務所の固い床で寝続けた男が、務めを終えてシャバに出てきたみたいだ。「いただいた原稿はほぼOKです。もう1ページ、お待ちしています」というメールが届いていることも知らずに寝続ける。
編集さん、ごめんなさい。原稿を書き続けなくてはいけない身だというのに、私は布団でぐっすり寝ていました。しかも、キムタクとデートしている夢まで見て……。
シアワセとは何てはかないものなのだろうか。
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