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ALFREXのおっさん

DSCN0767.JPG 夕飯が済んでくつろいでいるとき、携帯電話に着信があったことに気づいた。留守番メッセージを聞いてみたら、ALFREXの佐野さんだった。「アルフレックス」と耳にすると、ついついイタリアの高級ソファを思い浮かべるが、あっちは「arflex」、こっちは「ALFREX」。佐野さんはALFREXの社長で、勝新太郎の座頭市とか、七人の侍シリーズとかのフィギュアを作って販売している。ものすごくリアルなフィギュアで一躍有名になった会社だ。テレビや週刊誌なんかでもずいぶん紹介されたので、見たことのある人も多いだろう。左上の写真はいちばん最初に制作した座頭市フィギュアのチラシ。ずいぶん前にもらったやつだけど、引っぱり出して撮ってみた。

 彼とはもう10年近い付き合いだ。小柄でいっつもニコニコしていて、見るからに「人がよさそう」なおっさん。なんで知り合ったのかは別として、駆け出しライターのころは彼にたかって酒を飲んだりしていた。まだ20代でピチピチしていた私が「ねえ、今日会えない?」と電話をかけると、6歳年上のおっさんは「うんうん、いいよ。いいよ。じゃ、どこに行こうか」と飲み屋に連れていってくれたものだ。単に酒が飲みたかったけれど、相手も金もなかった私。別に飲ませてくれればダレもよかった。彼はそんなことは百も承知でよく遊びに連れていってくれた。ホントにいい人。

 私が結婚をしてから、すっかり飲みに行くこともなくなったが、年に1回ぐらいは電話で話す。もともと彼は、プランニングとか印刷などのなんでも屋(いまでもそーなんだけど)なので「○○の見積りを出すんだけど、どのぐらいの値段が妥当かぁ」と私が電話をしたり、「○○を紹介してくれそうな雑誌はない?」と彼が電話をしてくる程度だが、とぎれることなく細々とつながっている。ハタから見るとアヤシイ関係だけど、いいのいいの。つらいときや苦しいときに手を差し伸べてくれた人は大切にしないと。

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