« イライラはこれに限る | トップページ | ウェブページ翻訳 »

ポジの切り出し中

DSCN0738.JPG ただいまポジを切り出し中。先日、取材したガーデニングのフィルムで14本もある。36枚撮りのフィルムなので全部で504コマあるのだが、これをひとつひとつルーペで見ていく。これだけでもう1時間。ライトボックスの激しい光に目からじんわりと涙が出てくるが我慢。すべてのポジを見終わったら、今度は切り出し作業が待っている。各カットごとに印刷用の「本ポジ」と、原稿をかくときのため残しておく「アザー(残ポジともいう)」を切らなくちゃいけない。ここまでやって3時間。

 ちょっと数えたら62カットあった。……ということは、504コマのなかから144コマも切るのだ。切ったポジは1枚ずつポジフィルムに入れる。もう、この状況はライターの仕事というよりも内職。肩はこるわ、目は痛いわでつらい朝を迎えている。

 ようやく切り出しがすんだとしても、安らかな時間は訪れない。なぜなら、今度はそのポジを見ながら「あーでもない、こーでもない」とページデザインを考えなくちゃいけないからだ。62カットのうち、誌面を飾れるのはせいぜい10カット程度。選りすぐるのも大変だし、配置を考えるのも大変。ホントにこの手の作業はライターの仕事のなかでも地味でつらいものである。

 カメラマンの夫と組んで取材に行くと、いつも「キメキメで!」などと注文する。キメキメというのは「念のため」とか「いちおう押さえて」という撮影ではなく「必要なものを最低限で」という意味だ。実はたくさん切り出しするのがイヤで「キメキメ」させていた……のかもしれない。

|

« イライラはこれに限る | トップページ | ウェブページ翻訳 »

仕事ネタ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。