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丑三つ時の山姥

DSCN1240.JPG 梅雨に入るころ青梅で梅ジュースを仕込むのだが、今年は実が不作らしく、知り合いの農家のおばちゃんも途方に暮れていた。仕方がないので八百屋のはしごをするが、すでに青梅はなく売っているのは梅干し用の南高梅(なんこうばい)のみ。梅ジュース仕込みモードになっている身体が、どうにも収まりがつかないので、1キロ780円で熟した南高梅を買う。

 さて、どうしたものか。梅酒にすると4歳の娘は飲むことができないし、梅干しは頂き物が山ほどあって供給過剰。そこで梅ジャムを作ってみた。夕飯前に洗った梅のヘタを取り、水につけてアクを抜く。夜中になってから、梅の実をゆでる。アクを取ったり、ゆでこぼしをしながら実がやわらかくなるのを待ち、再度水にひたしてアク抜き。待っている間に原稿をかいたり、たまったメールの返事をかく。

 深夜2時すぎ。草木も眠る丑三つ時だ。アクの抜けた梅の実を取り出し、ゴリゴリと裏ごしする。ハタから見ると山姥が包丁を研いでいるように見えるかもしれん。「イッヒッヒ、これでお前を食ってやる〜」とばかりに、裏ごしにはげむ。1時間もかかったが、本番はこれからだ。裏ごしして、なめらかになった実を砂糖と一緒に鍋にかけ、ひたすらネリネリ。こげるので目が離せない。夜明けまでネリネリ。

 こうして完成した梅ジャムは最高の出来だった。甘くて酸っぱくてトロリンだ! まいったか。おいしいものを食べるのに苦労はいとわないワタシ。さっさと原稿かけってば。

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コメント

子供の頃、少年少女文学全集みたいな揃いの本が家にあって、その中の「彦一とんち話」で大泣きした覚えがあります。泣いて本を2段ベッドからぶん投げ、その後悪夢にうなされました。
小坊主が和尚さんに頼まれてお使いに行き、日が暮れて親切なおばあさんに一夜の宿を借ります。夜中、ふと目覚めて隣の部屋を覗くと……そこには口の周りを血だらけにし、包丁を研ぐおばあさんがいたのでした。
思い出してしまいました。
今日見る夢は、きっと口の周りに梅ジャムを付け、ネリネリする貴方です。

投稿: さり | 2004.06.23 02:43

「山姥が包丁をといでいるように……」と書き込んだあたりで「そーいや、包丁が切れなくなっていたなぁ」と思い出し、夜中に砥石でジーコジーコと研ぎました。

キラキラ光る刃を見ながら「イッヒッヒ、これでトマトがサクッと切れるわい」とニヤケていました。まさに山姥ですな。

投稿: poron | 2004.06.24 02:46

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