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カメラマンの近況

 今回は写真なし。どうタイトルをつけていいかも、悩むほどの衝撃だった。実は昨日、ALFREXの社長から、また電話が来た。

「あのさ、ダンナさんってカメラマンだったよね。知り合いが急ぎでカメラマンを探しているんだけど、できる?」という。「その日は空いているよ」と返事する私。でも、社長には長年、仕事をお願いしているSさんというカメラマンがいたはずだ。

 Sさんは、私も1度だけ撮影でお会いしたことがある。短期間、私が広報を担当していた飲食店の撮影だ。メニューや看板、チラシの制作をALFREXに頼み、写真を担当したのが彼だった。ひと晩かけて飲食店のメニューすべてと店内の撮影をする……という、大変な作業だったが、Sさんはロケアシ2人を連れてやってきた。

 ていねいに撮影を行なう彼を見て、感心しつつも「ひと晩30万以上のギャラって高いのか、安いのか」なんて考えていた私。その撮影の後、わけあって広報担当を降りた私は、それっきりSさんとお仕事をする機会はなく、ずいぶんと会っていない。

 「Sさんは?」と聞く私に、社長は「いやー、Sさんがさ、ダメなんだよね」という。そうか、急ぎだからスケジュールが合わなかったんだなと理解する。すると社長は「実はさ……」と小声で話しはじめた。

 「Sさん、いまタクシーの運ちゃんをやっているんだよね。だから、撮影を頼めないわけ」

 ……。なに? 今、なんかいった? 思わず耳を疑い、もう1度聞いてみるが、やっぱりタクシー。まぎれもなくタクシー。どうやら、カメラマンとして稼げなくなって転職したらい。うちの夫はもともと雑誌メーン、ときどき広告という感じで仕事をしているうえに、バブル真っ盛りのころはお勤めカメラマン、不景気になってから独立……という、ちっとも「うるおい」のない人生を歩んできた人だ。そのせいか、ここ数年のどん底景気にもあまり動じていない。しかし、広告をメーンにして、バブル華やかなりし頃を経験してきたカメラマンにとっては、つらいご時世なのかもしれない。本当にショックな話だった。

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