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占い師の本性

 以前、何人もの占い師を取材したことがある。たいていの占い師は分単位で金をもらって仕事をしているが、取材のときはじっくりと話ができる。そのため、イメージとは違った意外な一面を見てしまうも多い。

 街頭の売れっ子占い師(女性)は、異常なほど何かに怯えていた。取材時も人目につかないような喫茶店を指定し、話をしている間じゅう、キョロキョロとまわりを見まわす。とにかく、本名や連絡先、プライベートなことは書くなとしつこい。だーかーらー、ゲラ見せるっていっているじゃん。アンタ、狙われているの? というわけにもいかず、早々に取材を終えた。

 銀座の街頭占い師は、ハタから見ると単なる「恰幅のいいおじさん」。スーツをパリッと着ていて、どこかの重役みたいである。彼は事務所の個室でふたりきりになったとたん「あなた、アソコの具合がいいでしょう」といい出した。「は?」と聞き返すと「シモ、シモの具合だよ」という。いわく、人相でアソコの具合までわかるらしい。どう返事をしたらいいか悩んだ挙げ句、とりあえず「ありがとうございます」と礼をいう。何をやっているんだ、ワタシ。

 超有名風水師はいままでの人生の中で、いちばんイヤな女だった。会った段階から何やら機嫌が悪い。満面の笑顔なのに、目がまったく笑っていないのだ。

「あの、先生がおすすめする、恋愛に効果のある食べ物を特集したいのですが」と聞く私に、彼女はこういい放った。

「何それ。私、一般の人がふだん、どんなものを食べているのかなんて知らないわよ!」

 テレビに出たり、本を何冊も書いている大先生は料理もロクにしないらしい。しかも「私は一般人とは違うのよ」というニュアンスがありあり。取材が終わって事務所を出たとき、私はすぐさま編集者にかみ付いた。

「あの女を2度と私に近付けないで。ぶっ殺したくなるから」

 幸運を呼び寄せる手伝いをしているはずの風水師が、殺意を芽生えさせるなんて。なにが「幸せになる風水」じゃ。

※この記事は昨日書いたものですが、本日9/22更新の室井佑月blogで占い師のことについて書かれていたのでTB。

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「仕事ネタ」カテゴリの記事

コメント

をを!!
素早いご来訪。ありがとうございます。
今日、タイトル変えたばかりです。
株はいちおうメインにおいときつつ、
なんでも書くことにしました……って、
すでにその形ですけどね。
真優子のモデルだった人物が、株をやっていられなくなり
ネタが枯渇(^-^;
わたしひとりだと、その日の成績報告ばかりで、面白くないし。
真優子は情報キャッチャーでもあったので、いなくなった損失は大きく。
最近の日記の羅列を見て、これはタイトル変えなきゃなと思ったしだいです。
トラックバックでお知らせしようかと思っていたところでした。
タイトル変更、お手数おかけします。
わたしもブログリスト変えなくちゃ。
ああぁぁぁ、仕事ができねぇ!(する気にならねぇ・笑)

投稿: ぷれこ | 2004.09.22 15:39

ぷれこ風呂っていいタイトルですよねえ。
なんだか、まったりできそう。
仕事は……、ちゃんとしましょう(笑)。

投稿: poron | 2004.09.25 01:08

どの世界も
権威、権力は腐っていくということですね。

 ふぐ屋のHamaでした。

投稿: Hama | 2004.09.26 18:09

Hamaさんへ

はじめまして!
ををっ、人気blogランキングで上位を
キープしている「 〜ふぐ屋、風と共に去らぬ〜」の
Hamaさんですね〜! 室井さんのところでも、
よくお見かけしております。

この記事の風水師、だれかわかりました?
バレバレですよねえ、きっと。

投稿: poron | 2004.09.28 01:06

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