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恐怖のプリンター

 プリンターが壊れた。電源を入れたらプリンターの中からものすごい音が聞こえてきたのである。

ギュイーン、ギバッ、ギバッ、

ガリガリガリガリ〜!

 いままで「ギバッ」なんて音を発する物体と出会ったことがあるだろうか。私はない。こんなおそろしい音を発する物を手元に置いたままにしていたら、次は何をしでかすかわからない。爆発とかしそうだし。さっさと修理に出そう。

 プリンターを電器屋に持ち込んで、修理カウンターのおじさんに壊れっぷりを説明する。「電源を入れるとギュイーン、ギバッ、ギバッ、ガリガリガリガリ〜! と音がするんです」というと、おじさんは「ははぁ」と納得していた。「ギバッ」だけでわかるのだから、さすがだ。

 おじさんは修理依頼伝票を書き始めた。概要の欄に何やら書き込んでいる。

(電源を入れるとギ……)

 ええええっ! まさかそこに「ギュイーン、ギバッ、ギバッ、ガリガリガリガリ〜!」って書いちゃうの? 私の心臓はドキドキしていた。

(電源を入れるとギシギシと音がする)

 いや、おじさん。ギシギシじゃなくて「ギバッ」なんですけど。

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