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締まって浮いて

 オンナは出産を機に「はじらい」を捨てる。世のオヤジどもが「うちのは色気も素っ気もなくて……」とボヤいているが、仕方のないことなのだ。どんなにウブだったオンナも、妊娠〜出産というプロセスを踏んでいくうちに悟りを開く。そのプロローグは初めて足を踏み入れた産婦人科で始まる。

「○○さ〜ん、下を脱いでくださ〜い」

 ただでさえ、慣れない産婦人科の雰囲気にドキドキしているというのに、いきなり「脱いでくださ〜い」と明るくいわれても……。初めて触診を受けるワタシは「下を脱いで」といわれ、靴下まで脱いだ。何度か触診を受けるうち、靴下を履いたままでいいことに気づいたが、下半身スッポンポンで靴下だけを履く……という状況は後にも先にもない。

 触診は腹の部分にカーテンが引かれていて、向こう側は何も見えない。そんな状態で、指を突っ込まれるのは本当に恐ろしい。「チカラ、抜いてくださいね〜」といわれたところで、尻の穴がキュッと締まってしまうのだ。

 触診が終わると看護婦さんがアソコを洗う。「洗いますよぉ〜」と予告してくれるが、水がシャーッとかかった瞬間、びっくりして尻が5センチほど浮く。何度やっても浮いてしまう。

  身がひきしまるとは、このことか。

 出産までの間にそんなことを何回も経験するうち、少しずつ「はじらい」は薄れていく。妊娠10カ月にもなると、さっさとパンツをおろして診察台に上がるようになる。こうして、乙女のはじらいはオバサンの図太さに変わっていくのだ。もう、こうなったらコワイものはない。

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