張り紙に見る神の声
娘と昼寝をしたところ、夜の7時半になっていた。あきらかに昼寝じゃなくて、単なる睡眠である。寝ている間に男友達あっくんから電話が来ていたので、かけ直す。酒の誘いだったので、ふたつ返事でOKする。場所はおなじみの海風。東小金井にある、沖縄料理を出す居酒屋である。
ここの店は、やたら張り紙が多い。メニューの張り紙にまじって、店主の格言ともいうべき言葉も並んでいる。街中でよく見かける「汝悔い改めよ」「キリストは神の御子」とかかれた看板に似た香り。たとえば、こんなの。
泡盛を飲みながら、何気なく店内を見まわすと目に飛び込む「ぐちゃぐちゃいわないこと」の文字。酔っ払ってぐちゃぐちゃいっていた日にゃ、しょげ返るしかない。横を向けば「いかしたお客さまへお願い」の張り紙。「しゃらくさい行為をした人は即退場」と、かかれている。こんなのが、店内いたるところへ貼りめぐらされているのだ。
酒がつつむにつれ、つい超えてしまいそうになる「節度のボーダーライン」は、こうした張り紙を見ることで踏み止まっている。いわば、抑止力。キリスト看板を見て、我に返る人もいるのだろうが、私は海風の張り紙を見て、我に返る。
キリスト看板に興味のある人はこちらのサイトがオススメです。
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