デザイナーさんのほめことば
ほんの少しだけ仮眠をして、後楽園のデザイン事務所へ。60ページ分のコンテを最終修正し、デザイナーさんに持っていったのである。初めて会うデザイナーさんは50代ぐらいのおじさまだった。プリントしてきたばかりのコンテを渡すと、彼は「うーん……」と唸ったまま、しばらくコンテをながめていた。
何をいわれるのだろうか。わかりづらい、などといわれたら、どうしよう。そんなことを考えてドキドキしていると、彼は紙をパラパラとめくりながら「すごいねえ。こんなにていねいなコンテを見たのは初めてだよ」とつぶやいた。同席していた編プロの社長も思わず笑顔。ああ、ヨカッタ！
「わかりやすいよ。これ作るの大変だったよね」
「ファイルもきちんと整理されてる！ すごいよ」
そんなことをいってもらうだけで、睡眠不足の疲れも吹っ飛ぶ。たくさんの写真をいかに見やすく整理し、デザイナーさんにイメージを伝えるのは本当に大変な作業だ。それでも、がんばってよかった。寝ないで作ってよかった。ほめる、ほめられるって本当に大事なんだ、とつくづく思う。
後はデザイナーさんの創作意欲と手腕を期待し、読みやすくてわかりやすい誌面を作ってもらうだけだ。……ん？ ……んんんん？ ちょっと待てよ。原稿を書くのはこれからじゃないか！ なんだかもう、すっかり「燃えつきてしまった」気分。この先が地獄なのにさ。
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コメント
初めてのスタッフに分かってもらうって、大変ですよね。そのドキドキ、分かります。
分かってもらってよかったですね。いつものporonさんのお仕事ぶりからして、どんなに丁寧に整理されていたか想像つきますよぉ。お疲れ様です。
けど、まだひとやまあるのか……、頑張れ〜〜〜！
そのデザイナーさんは「褒めて育てる達人」かも？
投稿: さり | 2004.12.02 09:15
poronさん、がんばりましたね! 相手の方もいい人なんですよね、どのくらい時間がかかってやったか、丁寧な仕事ぶりもちゃんと分かってる。それにほめてくれる。今までporonさん、そうでなかった人もいたようですね、でも、良かったporon
誉められてこんなに嬉しがってる、きっと素晴らしい仕事をやり遂げるでしょう。がんばれママさん!
投稿: れたすメイド | 2004.12.02 23:04
■さりさんへ
なんだか、すてきなデザイナーさんでしたよ。
編プロの社長が帰ったあと、しばらく作業をしながら
お話していたんですが、夫がカメラマンと知り、
しばしデジタル＆アナログ談義。
「デジタルは便利なんだけどねえ、やっぱポジが
いいんだよなあ」という一言で、うふふと思って
しまいました。
■れたすメイドさんへ
私、いま気づいたんです。
レタスメイドさんがプロフィールに
「60代のおじいちゃん」と書いていることを！
気づいていませんでした！ てっきりすてきな
奥様とばかり……（笑）。
イメージとか先入観って恐いですね。
いつもすてきなコメントをありがとうございます。
ほんわかした気持ちになります。
投稿: poron | 2004.12.03 01:32