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私わたしワタシってね

 昨年10月から年をまたいで、いまだ整体本の仕事が続いている。同じことの繰り返し、わかりづらい例え話、ダラダラと続く文章、バラバラの表記満載の著者原稿を、ザックリバッサリと切って、いじくりまわして、なんとか読める原稿に仕立てあげたのが昨年暮れ。年が明けて届いた初校は私的には満足できるものだったが、先日届いた再校を見て泣けた。

 先生。原稿を差し換えないでくださいよ……。しかも、意味不明になってるし。

 今晩中に80ページ分の再校を見なくてはイケナイ。なのに、涙で霞んで原稿が見えやしねえ。

 タイアップ記事でもよくあることなのだが、ライターがいちばん泣けるのはシロウトの直しである。あれもこれもあっちもこっちも追加したくて、欲張って文章をふくらます。結果、何をアピールしたいのか、何をいいたいのかが伝わらない文章になる。1番、伝えたいことや大切なことを強調し、2番目に伝えたことはちょっとていねいに、3番目以降はサラリと書くか、バッサリと切ってしまうぐらいがちょうどいい。

 だいたい「聞いて聞いて。私、わたし、ワタシってね」と自己アピール度の強いオンナにロクなのはいない。文章もしかり。あれこれ伝えたいのはわかるが、欲張りすぎると「わかったわかった、もうわかった!」といわれてしまうのである。

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「仕事ネタ」カテゴリの記事

コメント

そうだったのか。某誌の編集者に「最近どうしてアタシに原稿頼まないの?」と訊いたら「unoさんの原稿、半分ぐらい自分のこと書いてよこすから、みんな怖くて頼めないんじゃないすか」と言われました。「わかったわかった、もうわかった!」と思われていたのか。悲しい。

投稿: uno | 2005.01.27 09:00

ハジメマシテ

ココログのトップページをぼーっと見ていて
「ココログブックスへの苦言」ってタイトル
に気を惹かれて見に来てあれこれ読ませて
頂きました。

テレクラシリーズとかはまったので勝手に
リンクさせて頂きました。

本題。

文章って難しいなとよく感じます。
特に他人の書いた文章を直すのは常人の神経
ではキビシイと痛感しております。

仕事柄よく文章やらぽんち絵の資料やら
作ったりしますが、下請けに作らせた
操作マニュアルをレビューしたときには
発狂しました。

1週間かけてなんとか読めるレベルまで
もっていったものの。。。
下請けに対する殺意と狂気が脳を支配して
いました(あじゃうじゃ・・・)

投稿: 株トムシ | 2005.01.27 23:18

■unoさん

半分も自分のこと書いちゃうんですか!?
わははは! コワイかもしれません。
私はふだん、自分のことを書ける仕事は
ほとんどないので、こうやってBlogで
「私はわたしはワタシは!」とやって
ストレス解消しています。

■株トムシさん

わ〜、リンクありがとうございます。
私もよく取材先の広報とかが、たんまりと
直してきた「赤入れ原稿」を見ながら、
殺意を覚えることがあります(笑)。
あんまりアタマに来ると、密かにそこの
商品の不買運動をしたりしますが、
たいしたダメージを与えられず
悲しくなることがほとんどです。

投稿: poron | 2005.01.28 03:42

ハァ~イ!私、わたし、あたし、アタシ、ワタシの事だァ~~~~_| ̄|○ガク

自己主張したいのか、視点が自分からなのか。
押し付けがましくなって読んでて、で?何?ってなっちゃいますね。
英語でメールする時に英語できないでI My me多様になる。書いてて泣けて来ます....

投稿: うな | 2005.01.28 20:08

■うなさん

商業誌で「私は〜」と書けるのはエッセイとか
コラムぐらい。ほとんどの書籍や雑誌では
一人称はカットされます。
いいんですよ、Blogは。
いろんな人の「私は」目線の記事が、
おもしろいんですから。

投稿: poron | 2005.01.29 05:37

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