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2005年5月の記事

物理的なチカラ

 仕事用コラムを書く関係で、国民生活センターのサイトを見ていたのだが「ある文言」を見つけてしまい、激しく動揺している。実はこれ、苦情や事故などの原因を究明するために行った商品テストの結果。よくよく読むとスゴイ事実がっ!

■商品名:紳士下着

【経緯及びテスト依頼内容】
300回洗濯しても破れないというシルクのトランクスを通信販売で購入した。10〜15回の洗濯で小さな穴が開くようになった。強度を調べてほしい。

【テスト結果の概要】
強度試験や目寄れ(poron注釈・織り糸が部分的にずれて波のように湾曲し、糸密度が不均一になること)試験では苦情同型品と参考品に大きな違いは見られなかった。モニターによる使用テストの結果より、使用回数が10〜15回程度で目寄れが著しく発生した原因は、主に使用による物理的な力によるところが大きいと考えられる。

使用による物理的な力。

 ……こすり過ぎ? それともデカすぎ? すてき。

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18禁・小ネタ

 リアルな具のついたパンティー。こんなん履いて電車でおっぴろげたら、逮捕されるだろうか? 18歳以下と下ネタ嫌いの方はくれぐれもクリックしないように。
 
 ※道義的にどうよと思ったので、リンクをはずします。どうしても見たい方は「アソコ付き下着」で検索してみてください。(つか、このキーワードも道義的にどうなのか……)

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備えあれば憂いなし。

 先日、ひさしぶりに酒を飲んできた。参加者のうちの男2名が飲み会の直前までこんなメールのやりとりをしていた、という報告を受け、複雑な気分に。(以下、ふたりに転載許可をもらい、一部伏字で公開)

Oです。
元気?
しばらくブログが更新していないので
ちょっと心配しています。
飲みつかれて寝てるのならいいけど。
何か有ったら呼んでおくれ。

ちょいと留守にしていたもので更新できませんでした。
今週末の飲み会を楽しみにしています。
覚悟して来るように!

> 覚悟して来るように!

・・・覚悟して??? う〜む、
(1)新しいパンツをはいていく?
(2)行く前に液キャベを飲んでいく?
(3)お金を仰山持って行く?
(4)赤チンを持って行く?
(5)担架を持っていく?

だんな、どれでしょうかね?

それはね、準備ですよ。覚悟とは、

(1)新しいパンツをはいていき、裸踊りがいつでもできる覚悟。
(2)行く前に液キャベを飲んでいき、出てきたものを全てたいらげる覚悟。
(3)お金を仰山持って行き、いかなる請求金額にも動じない覚悟。
(4)赤チンを持って行き、多少の怪我には即治療する覚悟。
(5)担架を持っていき、飲んだくれて倒れたporonさんを運ぶ覚悟。

以上です。覚悟できた?

おいおい、すべてですかい・・・!!

私はいつもこの覚悟でporonさんと飲んでます(キッパリ)。ホントか?

 ……私と酒を飲むのに、それだけの準備と覚悟が必要だったのか。命がけだな。

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小ネタ

 2ちゃんねるのオークション板「笑ったメール」スレッドを読んでいて、思わず吹き出してしまったのがこの書き込み。

「オークション説明文でもご案内させて頂きましたが、今回の出品物は代 理 出 産 です。もちろん当方がお引渡しまで最後まで責任を持ってお取引させて頂きます」

…どういうタイプミスしたんだよ。てか産まれても困るし。

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コラムとcolumn

 4月から週に1〜2本のコラム(web用)を書く仕事を始めたのだが、早くも息切れしている。クライアントは「客さえ集まればネタはなんでもいいですよ〜。過去に書いた記事の使いまわしでもOK」とユルユルだが、これが意外とやりづらい。なにしろ、半分ひきこもり状態で仕事をしている私だ。そうそう「激しくオモシロイ」ことがあるわけがなく、たとえネタになりそうなことがあったとしても、今度は「column@管理人室に書くか、それとも実入りを取るか」と悩まねばならぬ。いわばBlogを2つもやっているようもんで、辛いはずだ。

 その点、下ネタに関しては悩まなくていいからラク。どう転んでも仕事のコラムには無理だろうし、クライアントも「ウンコチンコ」で集客するのは嫌だろう(とはいえ、うちBlogの検索キーワードNo.1は陰毛、という事実)。期せずして、万人ウケするネタは仕事のコラムへ、下ネタはここに、という住みわけができてしまうかもしれない。ある意味、危険か。

 ここにいらっしゃっているみなさま、クオリティの高い下ネタがあればぜひお知らせください。いじりまわして、記事にしますので。

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すごい立っています!

 レッサーパンダのニュースは最高だ。どの局も競うようにこのネタを流し続け、朝から晩まで日本中が大騒ぎ。私が喜んでいるのは、何も風太が立ったからではない。家事の最中、画面を見ずに女子アナの声だけを聞いていると、思わず笑わずにいられないからだ。

「見てください! 立ちました!」
「ちっとも立ちませんねえ。お疲れなんでしょうか」
立ち待ちのお客さんであふれかえっています」
「ものすごい立っています。長いです!」
立ったまま、歩いています!」

 立ったまま、歩くって……露出狂かよ! 茶わんを洗いながらゲラゲラ笑う、そんな私は下ネタ派。

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晴天における布団考察

 さわやかな初夏の風、まぶしいばかりの陽射し……。天気のいい日が続くと、布団を干したい気分になる。天気のいい休日であれば、どこの家も同じことを考えるわけで、あちこちのベランダに布団や洗濯物がドッサリ。ふだん、私は他人様がどう思おうと気にしない「我が道、我が人生」の女なのだが、とかく布団干しや洗濯物に関しては、他人の目を気にする。それはナゼか……。

 ベランダは自分たちの占有スペースでありながら外、という微妙な場所である。他人を招かない限り、部屋がどんなにとっ散らかっていても隠し通せるし、化粧と服のセンスさえしっかりしていれば、すてきな奥さまのイメージは創り出せる。しかし、ベランダは別。その家の生活スタイルからだらしなさ、家事の上手い下手まで露見してしまう、いわば危険なスペースなのだ。

 天気のいい日、近所のベランダを見てほしい。どんなに高級な分譲マンションでさえ、煮しめたような布団が干してあるはずだ。もう、何年も洗っていないような、ベージュ色に変化したカバー。そして、得体の知れないものがしみ込んだ枕、気が狂いそうになるほど毒々しい花柄のアクリル毛布……。そういた家はかならずといっていいほど、洗濯物もひどい有りさまだ。左右のバランスを考えずに干すから、ピンチハンガーは傾き、洗濯機から出した状態でぶらさがるタオルやパンツ……。ヨレまくり、である。

 どんなに繕ったところで、干してある布団と洗濯物で暮らしぶりがバレてしまう、という危険なスペース・ベランダ。我が道を貫く私ですら、気をつかわざるを得ないのである。

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カカルネ

 昨年12月に申し込んだTEPCOひかり。こんなことがあって申し込みを放置され、しかも「混んでいるから」という理由で半年も待たされた工事がようやく終わった。工事に来たのは30代であろう男ふたり……。

私「光ファイバーをエアコンダクトに通すんじゃないの?」
男「ここは無理です。電話用のジャックから通します」

 ここらへんの会話では私はまだ気づいていなかった。なんだか、男のアクセントが変だとは思っていたが、どこかの訛りだと勘違いしていた。

私「え〜、でもここって古いマンションだから、ジャックがあるのは玄関。そこから壁にモールを張り付けて、仕事部屋まで電話線を引っ張っているんだけど」
男「光ファイバーは曲げると折れちゃうから、壁つたわせるのはムリヨ」

 ……ん? ムリヨ?

私「それじゃ、玄関のメディコン(回線終端装置)から、長いLANケーブルで引っ張らないとダメなわけ?」
男「それか、電波飛ばすヤツ買うかドッチカネ」

 電波飛ばすって……無線LANだろ。

男「飛ばすの、機械、オカネかかるネ」

 飛ばすの、カカルネ(笑)。どうやらアジア系外国人だったようで……。ああ、お疲れさん。

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カッチョエ〜!

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 昨日は夫とふたり、鋳物工場の取材。キューポラ(溶銑炉)から流れ出る真っ赤な鉄と火花にビビりながら、見学をさせてもらう。工場に入った瞬間、私は思わず叫んでしまった。

クーッ、カッチョエ〜!

 決して「あぁ、すてき」とか「わ〜、かっこいい」ではない。「クーッ、カッチョエ〜!」である。職人さんたちはみんな、年金をもらっている年齢のおじいちゃんばかり。ヨレヨレの肌着と作業ズボン、野球帽といういでたち。裸電球と天窓から差し込む光だけの薄暗い工場で、顔をすすだらけにした匠たち。眼光は鋭い。

 足下に気をつけながら工場に入り、職人さんたちひとりひとりに「お世話になります」「お邪魔いたします」と声をかける。機械や鉄くずの、ガラガラという大きな音のなかで私の声など聞こえているのかと思ったが、職人さんたちはみんな、私の顔を見ないまま、ただ「うん」と頷く。

 ひと通り、取材をし、工場の入り口に戻ると、職人さんのひとりがタバコを吸いに現れた。「すごいですね。職人さんたちのかっこよさに感動しましたよ」というと、中学を出てから50年もこの仕事をしているという、おじいちゃんはこういった。

「夏に来いよ。口も聞きたくねえぐらい暑いから。アンタ、1日ここに来たら3キロはやせるよ」

 おじいちゃんは少年のような笑顔で、タバコをプカリと吸った。カッチョよすぎ!

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巨乳ちゃんと水着

 ヤフオクで着なくなった水着を出品。終了→自動再出品の直前に入札があり、出品価格のまま落札された。さて、どんな落札者だろうかと取引履歴や評価、プロフィールを確認すると「性別・男」の文字が! しかも「フィルムまとめ買い」と「写真集」ばかりを落札していて、なかには「巨乳ちゃん12月号」や「女子高生制服コレクション」のタイトルが……。

 巨乳ちゃん……。ぶんか社の「みこすり半劇場 巨乳ちゃん」と思われるが、いくら私が怖いものなしであっても、巨乳ちゃん12月号を落札している男と取引するのは躊躇する。ましてや私は出品者。金をもらうのだから、住所や名前、電話番号を知らせずに取引できるわけがない。ああ、どうしたらいいだろうか。

 思案の末、ちょうど10日ほど留守にする男友だちの住所を借り、名前と携帯番号をくっつけて落札者へメールを送ってみた。……1日、2日と返事がこない。やっぱりイタズラ入札かよ。2日目を過ぎたところでメールを再送し、丸3日を過ぎたところで評価から「連絡をください」と呼び掛けてみる。今夜、連絡がこなければこっちのもの。さっさと落札者都合でキャンセルだ。……ところが4日目に落札者からのメールが届いた。メールの差出人は男の名前だ。

「すみませーん! ここ数日、メールを送れる環境じゃなくてご連絡できませんでした」

 てかアンタ、ホントに取引すんの? 疑いのまなざしでメールを読む私。……ん? んんん? なんとメールを送ってきたのは女性だったのである。思わず「プロフィールを見たら男性だったので、イタズラ入札かと思いました」と返事を書いた。すると彼女は、再びこんなメールを送ってきた。

「メールを読んで気付き、私自身もびっくりしました。差出人もプロフィールも事情があってこうなっていますが、女で間違いありません」

 ホ、ホント? 「実は夫のID&メールを使ったんです」と説明されたら納得できたけれど「事情」ってナンダ? 顔が見えないネットの世界では、いろいろと勘ぐりたくもなるわけで……。

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食い道楽の意地

 DSCN3429母の実家は岩手県遠野市。この時期になると地元で日本料理屋を営んでいる姉や、水沢市の知人から山菜が山ほど届く。フキノトウから始まって、コシアブラ(写真)やミズ、タラの芽、コゴミ、ワラビなどなど……。地元の家それぞれが、代々内緒にしている「山菜ポイント」で採ってきてくれるのである。4月には段ボールいっぱいのフキノトウが届き、友人にも配った。昨夜はコシアブラでゴマ和えとてんぷらに。

 食い意地が張っている私は、おいしいものを食べるためなら、手間を惜しまない。山から採ってきたばかりの、泥だらけ、枯れ葉だらけの山菜をていねいに洗い、下処理をする。ワラビなどはアク抜きをしないと食べられないので大変だ。先日の潮干狩りで採ってきたアサリもそうだ。30分かけて殻だけのものや、混じった他の貝を選別。大きいアサリだけを選りわけ、酒蒸しに。ザルいっぱいの小粒あさりは、1個1個むいてアサリごはんにした。残ったむきアサリとスープは雑炊やクラムチャウダーにするため、冷凍保存。先日は10パックのいちごをジャムにして、友人に配りまくった。栗ごはんや甘露煮にするため、10キロもの栗をむき続けたこともある。

 もう、料理というより内職。「業者じゃないんだから」と夫に笑われながらも、家族や友だちにおいしいものを食べてもらいたくて必死だ。そろそろ、梅の季節がやってくる。またきっと昨年みたいに梅ジャム梅シロップを作ることになるだろう。編集者のみなさま、この時期はいろいろと忙しいので「楽で稼ぎのいい」仕事をまわしてください。お願い!

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潮干狩りと放尿禁止

DSCN3379 DSCN3399

 行って来ました、潮干狩り。私たちの狙いは「まいているアサリ」じゃなく、大潮のときしか行けない沖の「地アサリ」である。海に入る前、漁業組合のお兄さんに「今年はどうです? 昨年は12キロ採って帰ったんだけど」と聞いてみたところ「去年は10年に1度の当たり年だったんだよねえ」とのこと。昨年の収穫に味をしめた私たちだったけれど、今年はイマイチの様子。

 結果は……。がんばって沖まで歩き、3時間でひとり2キロの収穫。しかも、昨年からくらべるとアサリがものすごく小さくて、まるでシジミのよう。ああ、ちょっとガックリ。それでも、地アサリは味が濃く、おいしいので許す。昨夜はワイン蒸しで食べたので、今日はアサリご飯にする予定だ。

 今回の旅行で何が印象的だったか、といえば、それは潮干狩りや木更津の海ではなく、ホテルの大浴場にあった看板である。すっぱだかになって風呂に入ろうとしたそのとき、私は見つけてしまったのだ。大浴場の入口に書かれていた文字を……。

「入浴前には放尿をし、鼻をかんでください。入浴中は放尿をしたり、鼻をかまないでください」

「入浴前」「入浴中」に分けて繰り返す念の入れよう。それほど放尿や鼻水が多いのか。いつごろからこの看板を出すようになったのか。そのきっかけは? なぜトイレと書かずに放尿と書くのか……。次回訪れるときにはぜひ、この件をくわしく取材してみたい。万が一、ホテルの広報に「企画書ください」といわれたら、どうしよう。タイトルは「貴ホテル大浴場入口における来館者への注意書きについての取材」か?

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いざ、潮干狩りへ!

 昨夜、コラム2本を仕上げてさっさとメール入稿。取材アポは旅行先ですることになってしまったけれど、とにかく行って来ます。ああ、仕事の引き継ぎのメールをしていて、もうこんな時間……。たくさんアサリが取れるよう、祈ってください。では!

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朝立ちメール

 ようやく更年期の原稿を終わらせ、コラム2本と取材アポを残すのみ。これを片付けないことには9日からの潮干狩り旅行に行けなくなるので必死だ。アサリよ、もう少しだから待ってろよ! いま行くからな〜!

 そんなわけで、ややパニックだったここ数日、私はしてはイケナイことをしてしまった。それは株トムシさんの記事「燃え尽き症候群」を読んだことに始まる。心身ともに疲れ果て、つらそうな状況だと知り、気になっていたとき、ちょうどfumi_oさんの記事「乗り物酔い・めまいに効くツボ」を読んだ。そして「ああ、みんな疲れているんだ」とココロに焼きついていたのである。

 数日後、更年期障害の話を「アンチ締切り!」で書いたところ、fumi_oさんからのコメントが。ちょうど更年期がらみの資料を山盛りにしていたところだったので、思わずメールを送ったのだが……。

 なんと私は、株トムシさん(♂)とfumi_o(♀)さんの記事をごっちゃに認識していて、fumi_oさんに対して「男性の更年期話」をメールで送りつけてしまったのだ。以下、私からのメール文面。

45歳前でしたら更年期の心配はありませんが、男性の更年期は
40代から少しずつ症状があらわれることもあるようです。
特徴としては「性機能障害」がいちばんの目安で、朝立ちがなくなったり、セックスをしたくない、という場合は更年期を疑っていいでしょう。

 女性に対して朝立ちうんぬん。ああ、本当にバカとしかいいようがない。 fumi_oさんからいただいたメールで誤りに気づき、あわててお詫びメールを送ったものの、後の祭り……。しかし、おかげでfumi_oさんとご縁ができたし、今回原稿を書いた雑誌をお送りする約束もした。fumi_oさん、本当にごめんなさい。朝立ち、に懲りず仲良くしてください。

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アンチ締切り!

 ただいま、更年期についての原稿を執筆中。これから発売の雑誌なので詳しくは書けないが、45歳前に起こる体の不調は更年期障害ではなく、自律神経失調症であることがほとんどらしい。編集との打ち合わせ時に大盛りあがりを見せた「アンタ、それって更年期障害よ」という話はまったくもって根拠がなかったわけである。まあ、取材をしていない編集やライターなんて、こんなもんだ。おかげでコンテもページ構成もやりなおし。こっちが自律神経失調症になりそうだよ。

 アンチ締切り! アンチ連休! アンチ自律神経失調症!

 私のGWはまだまだ続く……。

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子ども×子ども=想像以上

DSCN3202 書かなきゃならない原稿がいくつもあるクソGWだというのに、夫の姪っこが泊まりに来た。朝6時まで原稿書きをして仮眠をしていると「おばちゃ〜ん! 起きなよ〜!」と姪っこの腹上ダイブ。夫と娘が駅まで迎えに行き、家の玄関を開けた直後の出来事である。調子に乗った娘も一緒にダイブ。ふたりが交互に飛び込んでくるので、さすがに寝ていられず。

 子ども×子どもの、相乗効果は想像以上だ。我が家はこの瞬間からキ○ガイ部落と化す。最初のうちは「ほらほら、静かにしなさい」とたしなめていた私であったが、半日もしないうちに「うるせえぞ、ゴルァ!」と吠えるように。しかし、そんな程度でおとなしくなるわけもなく、私の怒声に「キャア〜♥」とはしゃぐ始末。あのな、オマエら。ここはお化け屋敷じゃないんだけど……。

 ようやく2日間の大騒ぎが終わり、姪っこが帰る時間がやってきた。母親が迎えに来て「お義姉さん、お世話さまでした。ほら、まゆちゃんもお礼をいいなさい。楽しかったでしょ?」という。しかし、彼女はうつむいたまま、なんだかショボンとしている。ああ、そうか。楽しかったから帰りたくないのね。まあ、うるさかったけれど、また遊びに来ればいいよ。そんな「おばちゃんの優しさ」に包まれていた私だったが、それは甘かった。姪っこは悲し気な顔をして、母親にこう告げた。

「あのね、おばちゃんが怒ると怖かった……」

 怒られて、はしゃいでいたのは誰だよ!

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ケツの穴と親の務め

 朝5時、本日締切のweb用コラムを執筆中。2本のうち、1本を書き終えたところだ。隣の寝室では夫は屁をしながら、娘はヘソを出しながら寝ている。目クソ鼻クソならぬ、屁クソ腹クソである。夫の屁を聞きながら書く原稿はケツの穴同様、締まったものにならず。ユルユルの脱力原稿。

 ケツの話、で恐縮だが昨日、実家に「ケツの話あれこれ」で書いたおじが来た。娘と一緒に顔を出すと、GW明けにはまた入院だというのに、昼間っからビールをガブガブ飲んでいる。今月中には腹をザックリ切って直腸ガンを取り、人工肛門になる人が、だ。かわいい姪っ子である私が「少しは酒を控えろ」と忠告しているのに「じょうだんじゃねえ。死ぬかもしれねえっつーのに我慢してられっか」と飲み続けるので「だったら万が一、死んじゃったときのことを話し合っておこう」といってやった。

「葬式にはよー、たくさんの女が駆け付けるから整理券でも配ってくれ」「隠し子がいるかもしれねえから、後々のことは頼むわ」「死ぬ前にもういっぺん、彼女と一発やっておこう」

 ……当分、死にそうもないので放っておくことにした。障害を持つアッコ(娘)のためにも1分1秒でも長生きするのが親の務めだと思う。

「ケツの穴がなくなろうと、チンコが立たなくなろうと、とにかく長生きしてよ」

 私がそういうと、おじは「いやだよぉ、穴がなくなるのも、立たなくなるのも!」と半ベソになっていた。心に響くところが違うだろ……。

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