ヤフオクで着なくなった水着を出品。終了→自動再出品の直前に入札があり、出品価格のまま落札された。さて、どんな落札者だろうかと取引履歴や評価、プロフィールを確認すると「性別・男」の文字が! しかも「フィルムまとめ買い」と「写真集」ばかりを落札していて、なかには「巨乳ちゃん12月号」や「女子高生制服コレクション」のタイトルが……。
巨乳ちゃん……。ぶんか社の「みこすり半劇場 巨乳ちゃん」と思われるが、いくら私が怖いものなしであっても、巨乳ちゃん12月号を落札している男と取引するのは躊躇する。ましてや私は出品者。金をもらうのだから、住所や名前、電話番号を知らせずに取引できるわけがない。ああ、どうしたらいいだろうか。
思案の末、ちょうど10日ほど留守にする男友だちの住所を借り、名前と携帯番号をくっつけて落札者へメールを送ってみた。……1日、2日と返事がこない。やっぱりイタズラ入札かよ。2日目を過ぎたところでメールを再送し、丸3日を過ぎたところで評価から「連絡をください」と呼び掛けてみる。今夜、連絡がこなければこっちのもの。さっさと落札者都合でキャンセルだ。……ところが4日目に落札者からのメールが届いた。メールの差出人は男の名前だ。
「すみませーん! ここ数日、メールを送れる環境じゃなくてご連絡できませんでした」
てかアンタ、ホントに取引すんの? 疑いのまなざしでメールを読む私。……ん? んんん? なんとメールを送ってきたのは女性だったのである。思わず「プロフィールを見たら男性だったので、イタズラ入札かと思いました」と返事を書いた。すると彼女は、再びこんなメールを送ってきた。
「メールを読んで気付き、私自身もびっくりしました。差出人もプロフィールも事情があってこうなっていますが、女で間違いありません」
ホ、ホント? 「実は夫のID&メールを使ったんです」と説明されたら納得できたけれど「事情」ってナンダ? 顔が見えないネットの世界では、いろいろと勘ぐりたくもなるわけで……。
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