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2005年12月の記事

年末ムカッ腹報告

●1月に旅行を計画中。予約をした旅館へ電話をかけ、駅からのアクセスを確認したところ「うちへの道はわかりづらいんですよ。看板も見にくいところに立ててあるし。いえね、そんなわけで、隠れ宿として売っているんですよ」と。アクセスの悪さを隠れ宿だといい切る神経に唖然。

●娘を連れて銭湯へ。休日のため、脱衣所も洗い場も大混雑。あいかわらず、いくつもの蛇口が銭湯セット(100均のプラスチックカゴに入ったシャンプー類)と、お湯をはってタオルを入れたままにした洗面器で場所取りをしているバカがいて腹が立つ。よくよく見ると、そうしたことをするのはすべて50〜60代のババアだった。子育てが済むと、こうも「大人は子どもの手本」という気持ちが薄れるものなのか。隣の場所取りババアが戻ってきたとたん、娘が「ママ〜、場所取りはいけないんだよね〜」と大声でいうので「混んでいて、使えない人がいるから、とっても迷惑だよね〜。あなたはしちゃダメよ」と答える。見習ってはいけない、という意味で「子どもの手本」となっている。

●オークションでブツを落札。発送しました、という出品者からのメールの最後に「到着後、評価にてご連絡をお願い致します。評価を終えた時点で最終的にお取引が終了と思っておりますので、必ずお願い致します」と書かれていた。なんだかワケもなく腹立たしい。

●オークションでブツを落札。出品者からのメールに「発送方法をお知らせください。ご希望に添えない場合もございます」と書かれていた。商品のサイズも重さも書いておらず、不親切極まりない。しかも、HTMLメール。

 新年はぜひ笑顔で迎えたい。いや、迎えよう。

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サンタさんその後

 クリスマスイブの夜……。興奮しているせいなのか、娘は11時近くなっても寝ない。布団のなかで目をギンギンに開けて「サンタさん来るかなあ」とつぶやいている。こっちはさあ、いろいろ仕込みってもんがあるんだから、さっさと寝ろよゴルァとあせる私。仕方がないので、NORADのサンタ追跡プログラムを見せてみる。ちょうど、映像が更新されたばかりで、しかも「日本に来ている」という(映像はリンク先のページにある『Fuji, Japan』から見られる)。

「ちょっと! もう富士山の横を走っているよ! 早く寝ないとサンタさん素通りしちゃうよ!」

 利き目抜群。新幹線よりも早いサンタの走りを目撃した娘は、あわてて布団にもぐり込み、あっという間に眠ってしまった。

 翌朝、いちばんに起きた娘は、リビングで(友人のあっくんから届いた)プレゼントの包みとサンタさんの手紙を見つけ、鼻の穴をふくらませて寝室に駆け込んできて「ナニカアル!」と叫んだ。ナニカじゃねーだろ、さっさと開けろよ。と思いつつも、一緒に驚いたフリをする。楽しいんだけど「わあ、サンタさんが来たんだあ〜」と演じなくてはならないのは、ちとつらい。いや、性に合わないっつー感じか。

 サンタさんからの手紙には自転車のカギが入っていた。「ほしがっていた じてんしゃを とどけにきたよ。となかいの “るどるふ” と いっしょに はこんだよ」だそーだ。ご苦労なこった。

 手紙にはカギしか入っていなかったため、娘は家中をまわり自転車探しを始めた。その様子を見守りながら「いや、そんな豪邸じゃないし」「ベランダに運ぶのは無理だって」「つか、風呂場にあるわけないだろ」などとココロの中で激しく突っ込む。そして、どこにも自転車が見当たらず、落ち込む娘を「きっとさあ、マンションの自転車置き場とかにあるんじゃないの?」と誘導し、無事にイベント終了。グッタリと疲れたクリスマスの朝であった。

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サンタさんの苦悩

 サンタさんは今夜も大忙し。クリスマスまでに、世界中の子どもたちのプレゼントを準備しなければならないからです。ある夜、サンタさんはporonさんちのベランダで、1通の手紙を見つけました。娘のMちゃんが書いたものです。手紙は風に飛ばされないよう、物干しざおに洗濯ばさみでしっかりとつけられていました。

「さんたさんえ じてんしゃください おねがいします。さいず20でいいですよ あおでいいですよ なまえわ○○○○○(自分の名前)ですよ じゃあね バイバイ」

 20インチの自転車、しかも色指定。サンタさんはとっても困ってしまいました。

「ワシの手元にはこんな自転車はないなあ。仕方ない、あちこち探してみるか」

 サンタさんは翌日からインターネットを駆使して、20インチの青色自転車を探しました。Mちゃんはまだ5歳。しかも、補助輪なしでは自転車に乗れません。14、16、18インチの補助輪付き幼児車はたくさんありますが、小学生ぐらいの子が乗る20インチは在庫が少ないうえに、補助輪はついていません。

「ああ、困った困った。近所の自転車屋さんやホームセンターをまわってみよう」

 サンタさんは毎日、あちこちの店へ出かけて自転車を探します。でも、20インチの自転車がなかったり、あってもオレンジ色や緑色だったり、なかなかMちゃんの望む自転車が見つかりません。

「こうなったら取り寄せじゃ。イトーヨーカドーに聞いてみよう」

 サンタさんはイトーヨーカドーへ行き、自転車売り場の店員さんに声をかけました。

「あー、君々。20インチで青色、しかも補助輪付きの自転車が欲しいのだがあるかね。取り寄せはできるかね」

 店員さんはちょっと悲しそうな顔をして「クリスマスには間に合わないと思います」「20インチの自転車だと、別売りの補助輪を取り寄せてつけないとダメですし、そもそも青色の在庫があるどうか……」といいました。サンタさんはしばらく「うーん」とうなり「で、その……。いくら……かね」と聞きました。

 店員さんはパラパラとカタログをめくり「取り寄せですので割引きなしになります。補助輪をつけて2万数千円ですねえ」といいました。実は先日、自転車が壊れ、サンタさんはホームセンターで1万円の自転車を買ったばかりでした。なんとその倍以上の値段です。サンタさんはがっくりとうなだれ「わかりました。じゃ、発注をお願いします」といいました。

 その場でメーカーへの発注をした店員さんは、電話を切るとサンタさんに「なんとかクリスマスまでには間に合うかもしれない、とのことですよ。よかったですねえ」と笑顔でいいました。サンタさんはホッとしたのと同時に、Mちゃんのプレゼントには「来年はサイズ、色指定なしでお願いします」という手紙をつけようと決意しました。おわり。

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ハゲワロス

haze いやあ、笑った笑った。私にとって今年いちばんの大笑いだったかもしれん。ボクシングの試合中、小口選手がつけていたヅラがズレた、というニュース。TBSのブロードキャスターでレポートしていたのを見たが、最高におもしろかった。

 試合を観戦していた小口選手の妹は、ふわりと浮き上がるヅラを見て「あ、お兄ちゃん。取れちゃう」とつぶやく。観客も笑いを堪えるのに必死。家族みんなニコニコと取材に応じていて、これもまた雰囲気良。

 28歳でハゲ。いいじゃないか。はずしたほうがカッコイイ! 小口選手のおばあちゃんは「これで結婚できなくなるかも」と心配していたけれど、あんなに明るい家族だったら大丈夫。私が独身だったら、押し込み……じゃなくって、押しかけ女房になりたいぐらいだ。いやあ、笑った。小口サイコー!

 参考リンクYahoo!スポーツ - ニュース - 小口 ヅラずるり…相手も脱帽

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もう○歳なのに

 先日、保育園での個人面談でのこと。娘について何か聞きたいことはある? といわれたので指しゃぶりのことについて話をしてきた。娘は5歳で、世間一般の常識とすれば、とっくに指しゃぶりを卒業していて当たり前なのだけれど、私は無理に辞めさせようとは思わない。私の育児スパンは1年単位じゃなく、20年でひと括りだからだ。

「保育園ではどうですか? 本人はそろそろはずかしいって気持ちがあるようなんですけれど、私は無理に辞めさせるつもりはないんです。眠るときのおまじないみたいなものだし、ハタチまで指しゃぶりが辞められないんじゃ困っちゃうんだけど……」

 そういうと担任のベテラン保育士さんは「そう、そうなの。ハタチを目安に考えるとどうってことないのよね。もう5歳じゃなくて、まだ5歳。立って歩き始めてからって考えると、まだ3年程度。どうも最近は『もう○歳なんだから』とプレッシャーをかける傾向があるのよねえ……」とため息をついた。

「もう○歳なのに、まだオムツが取れないんですよ」
「もう○歳なのに、まだハシがうまく使えないんですよ」
「もう○歳なのに、まだ……」

 子どもたちはいつも誰かと比較され、年齢や平均という言葉に追われている。同じ歳の子が「できる」ことを、自分の子が「できない」と親はあせり「もう○歳なのになぜできないの?」と叱りつける。「○○くんは買ってもらったのに〜」とモノをねだる子どもに対し「うちはうち、よそはよそ!」といっているわりには、親自身がよそ様の目を気にしすぎているんじゃないか。

「もう○歳なのに、まだ結婚しないの?」
「もう○歳なのに、まだ子ども作らないの?」
「もう○歳なのに、まだ家を持たないの?」
「もう○歳なのに、まだ出世できないの?」

 大人だってこんなことをいわれ、ムッとした気持ちになったことがあるはずなのに……。

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オトコ、おそるべし

 少々寝坊して、さきほど娘を保育園へ送り届けてきた。

「じゃあ、ママ行くね」「うん、仕事がんばってねえ」

 園庭を横切って正門近くまで来たところ、男の子がひとり尻餅をついて座っている。ああ、遊んでいて転んじゃったのね。思わず声をかけようとすると、横からK先生が飛び出してきた。K先生はまだ20代のピチピチ保育士。どこかの女子大生みたいで、とにかくかわいい。

「どうしたの〜? だいじょうぶぅ?」

 腰を曲げて転んでいる子を抱き起こす。……とそのとき、先生のお尻に何かが衝突した。先生にくっついて後ろを歩いていた別の男の子だ。背の高さがちょうどピッタリ、お尻に顔をぶつけてはじき飛ばされている。おおおお、おい、だいじょうぶ? 私にはその瞬間がスローモーションのように見えた。腰を曲げる先生、お尻に顔をぶつける男の子、はじき飛ばされよろめく彼の表情……。

 彼は、それはそれはうれしそうな、満面の笑顔だった。K先生のお尻に顔をぶつけ、まさに至福といった表情。この世に生をうけてまだ3年か4年なのに、すでにケツ圧の心地よさを知っているとは……。オトコ、おそるべし。

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ある意味、読みごたえのある本

 9月の下旬「担当ライターが降りちゃったから何とかしてくれ」と頼まれて引き継いだ子ども向け百科辞典の仕事。こんなことあんなことを乗り越え、なんとか入稿したものの、初校再校の段階になってもまだ差し換えや追加取材があったり、ページ構成が何度も変わったせいで、取材先から怒鳴られたり……。それはそれは大変だった。

 もう、巻末のクレジットから私の名前をはずしてください。何度そういおうかと迷った本が先日、完成した。もももももも、もう、見るのがコワイ。でも、すごいよ。読みごたえは……ある。

 お子がいる方、よかったら本屋で見てください。この本の大工さんと建築家のページを担当しております。まさに今、巷で話題騒然の職業だし(笑)。
 

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男の領域

 グォゴゴゴゴ〜、カラカラカラカラ〜。洗濯機が異様な音がする。娘が1歳のとき、2年間だけお世話になっていた保育室の先生がいまだ会うたびに「あのころ、お宅の洗濯物は保育士の間で話題だったんですよ。ドロンコ遊びでものすごい汚れっぷりなのに、翌々日には何ごともなかったようにきれいになって保育園に持ってくる。みんなで『あり得ない』と驚いていたんです」というほど、私は洗濯が得意だ。つけ置き、手洗い、漂白を駆使し、1日3回は洗濯機をまわす。こんな状況だから、いよいよ洗濯機が悲鳴を上げているんだとのぞいてみたところ、なんとパルセーターが吹っ飛び、洗濯物と一緒に水のなかを漂っていた。

 パルセーターとは全自動洗濯槽のいちばん底にある、羽根の部分。水流を作ったり、洗濯物をかくはんさせるための大事な部品だというのに、オマエが泳いでどうする。意味がないじゃないか。

 さっそくメーカーに電話してみると、出張修理で1万5000円ぐらいという。ううむ、微妙。ホームセンターで安売りの全自動洗濯機が3万程度で買える時代だ。いっそのこと、最新式の洗濯機を買うか悩んだが、古い洗濯機を捨てるにも金がかかるので、部品取り寄せで何とかごまかすことにした。

 メーカーのおばちゃんは「女性だとご自分で直すのは大変かもしれませんよ。太いドライバーが必要だし、チカラもいるから……」という。夫にやらせますから、送ってくださいと頼んで電話を切った。 

 待ちに待った部品到着の日。夫は「オレが仕事から帰ったら直すから待ってろ」と、ヤケに男らしさを強調。やはり電化製品の修理は男の領域か? 確かに女はこの手のことを苦手としている。がしかし、たまりにたまった洗濯物をいっときでも早くキレイにしたい。夫が帰るまで待ってられっか。

 洗濯槽にアタマを突っ込み、新しいパルセーターをはめてみる。……? ……ネジ1本まわすだけ。しかも、20キロもある娘を抱きかかえて振りまわしている私にとっては、おばちゃんのいう「チカラがいる作業」もどうってことはない。しめて5分で修理完了。男なんていらねえ!

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