プロの技
この間の日曜は、整体本のDVD映像とスチール撮影のため、朝6時半起きでスタジオへ。スタジオの玄関で半分、寝ぼけたままエレベーターを待っていると、小学生低学年ぐらいの子どもが数人、1階のスタジオから飛び出してきた。どうやらエポック社のCM撮りが行なわれていたらしい。子どもたちは「ここってさあ、ユーメージンとかいるのかなあ」「いるんじゃねえの」と元気いっぱい。そのうちのひとり、男の子が私の顔をチラッとのぞきこんで、またまた元気いっぱいに「いや、ユーメージンなんていねえよ!」と叫ぶ。……おばちゃん、地元じゃユーメージンなんだけどダメ? 酒が強いとか、ケンカっぱやいとか。ワハハ。
撮影は午前中〜夕方までがDVD、終わり次第スチール撮影を開始、というスケジュール。ここのところ、取材してあとは山盛りの資料を読み込んで作るような仕事が多かったから、スタジオ撮影はひさしぶりだ。出版社の編集者、編集プロダクション、著者、モデルとして来てもらった整体教室の指導者、スタイリスト、ヘアメイク、映像ディレクター、映像カメラマン&スタッフ、スチールカメラマン、アシスタントの総勢22人でテキパキと仕事をこなしていく。すべての作業がぶっつけ本番なので、どうなることかと思ったが、さすが「その道のプロ」である。ほとんどNGもなく、しかも「今日中に終わらないかも」という予測を裏切り、夕方6時にはすべての撮影を終わらせた。すごい、すごすぎるよ!
著者の先生が持って来た越乃寒梅をスタジオの廊下で開け、スタッフみんなで乾杯した。紙コップにドボドボと注がれた越乃寒梅を飲んだら、なんだかもう「仕事はぜえ〜ぶ終わったぁ!」という気がしたのだけれど、翌日から写真の整理とコンテづくり、音声起こし、原稿作成をするのはまぎれもなく私なわけで……。撮影でまざまざと見せつけられた「プロの技」を、私も見習ってがんばるしかない。
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