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娘の成長

_dsc0365トチ狂った母親がBlogで「ミニマン○」などと連発しているスキにも、娘は着々と成長している。たいてい、娘の成長うんぬんというと「忙しい生活に追われ、ちっとも気づかなかったけれど、○○ちゃんったら……。いつの間に、こんなにシッカリしちゃって(ひとすじの涙)」みたいなのがほとんどだけれど、我が家の場合は違う。

 それはある日のことだった。保育園から帰るなり、娘が何やら大事そうに抱えて私のもとへ駆け寄ってきた。

「ママ〜、コレ!」

 満面の笑顔で渡されたのは2リットルのペットボトルで作った簡易虫かご。なかには雑草とともに、1匹のハサミムシと、何やら見たことのない薄気味悪い虫が1匹。なにこれ。

「虫だよ! 保育園のお庭でつかまえた! 飼いたい!」
 (いや、ハサミムシとかってさあ、肉食だし。かわいくないし)

「ねえ。ちょっとだけ見たら、草むらに放してあげようよ(……といってみる)」
「そうだね〜。虫さんのお母さんが探しているかもしれないもんね」
「そ、そうそう。きっとお母さん、泣きながら探しているよ(泣きたいのはこっちだよ……)」

 娘を納得させて、虫を草むらに放し、ホッとしたのもつかの間……。

「ママ〜、コレ!」

 翌日、娘はまたペットボトルを抱えてやってきた。なにこれ。今度はなによ?

「バッタ! これ、飼いたい!」

 今度は大量のオンブバッタ……。総勢15匹はいる。

「いや、これはさあ。草食だし。ピョンコピョンコはねまわるし……」
「イヤ! 飼う!」
「バッタのお母さんが泣きながら探していると思うんだけどなあ」
「飼う!」
「バッタなんて飼う人いないよ(すかさずネット検索……)」
「あった! バッタの飼い方!」
「ホントだ……(飼ってんじゃねーよ、まったく)」
「エサは……、葉っぱだって! リンゴも食べるって! 飼えるね!」
「飼える……みたいだねえ」
「飼う!」

 根負け。ええ、ええ。飼いましたとも、オンブバッタ。空いている虫ケースに入れて。どうせ、秋も深まってきたし、すぐに死んじゃうよ。……などと侮っていたのが間違いだった。2日もしないうちに卵、産んでるし。

「ママ〜、コレ!」

 翌日も、娘は笑顔で帰宅した。またバッタ? もう、いっぱいだから、いらないよ。え? 今度はトノサマバッタだって? ま、一緒に虫ケースにつっこんどけ。あれ? なんかもう1匹いるけど。なにこれ。

「トカゲ! これもつかまえたんだよ! 飼う!」

 ひええ〜、もうやめて〜。母の知らぬ間に娘は着々と成長している。そんなことを思い知らされた秋のある日。

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コメント

たくましくそして正しく成長されているようで、何よりです(^^; わざわざ捕まえてこなくても我が家には蜘蛛とか蟻とか蚊とかいろいろいますよ。飼っているわけじゃないですが。

投稿: ムムリク | 2006.10.19 10:00

我が家の娘(5歳児)も公園でダンゴ虫を収集します。家に持って帰るとかみさんが悲鳴を上げるのは必至なので、何とか説得して公園に放置してきます。

最近はどんぐり収集を行っております。
そろそろ虫がわいてきそうで怖い。。。
((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル

考えてみりゃ自分も子供の頃に蟷螂の卵を虫かごで孵化させて、ばあちゃんにえらい怒られた記憶が。。。

投稿: しげちん | 2006.10.23 16:30

生き物大好きの娘さんなのね。
たくましさも、poronさん似なのかも(笑)
父のことではご心配ありがとうございました。
いまごろ気付きました(^_^;
一度、危ない場面がありましたが、なんとかもちなおしています。
来週にはわたしも東京へ戻る予定です。
ずーっとついているわけにもいかないですしね。poronさんも通った道なんですね。
これも生き物の宿命。真摯にうけとめたいと思っています。本当にありがとう。

投稿: ぷれこ | 2006.10.27 13:31

■ムムリクさん

おかげさまで「たくましく」かつ「男らしく」成長しております(笑)。そういや、うちにも小さなクモがいるなあ……。体長1〜2ミリのクモを見つけ、「クモ! クモ! 取って〜!」と半べそをかくくせに、ミミズやダンゴムシを平気で触るんだから。【その基準】がいまいち、わからないんですよねえ。

■しげちんさん

カマキリって「蟷螂」って書くんですねえ。どう読むのかわからず、ネット辞典で調べてしまいました。なんだか「夜露死苦」とか「愛羅武勇」とかに通ずるものがありますね(笑)。

■ぷれこさん

よかったですね。ちょっとひと安心、というところでしょうか。いずれ親も……ということは頭でわかっていても、実際にそうしたことに直面しないと、なんとなく人ごとというか、夢みたいな感じでいたんです。死を意識せざるを得ない状況になって、ようやく「自分だけでなく親も歳を取ったんだ」「いつかお別れをする日が来るんだ」と実感しました。ぷれこさんも東京と実家の往復で体力的、精神的に大変でしょうが、がんばってくださいね。

投稿: poron | 2006.10.31 02:26

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