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2006年11月の記事

しばらくお休みします

 母が心疾患で緊急入院。動悸、胸の痛み、足のむくみで近所の病院で受診し、投薬で落ち着いていたものの、24日朝に具合が悪くなり、病院からの紹介で榊原記念病院に入院しました。病名は心室頻拍(しんしつひんぱく)。心臓がけいれんしているような発作を起こすもので、いつ意識がなくなっても、いつ心停止してもおかしくなかった。これからも、いつどうなるか予測できない……という状態での入院です。

 母はどんなにひどい発作でも、意識を失っておらず、自分がそれほど重篤な状態だとわかっていませんでしたが、医師の淡々とした説明に、自分の置かれている状況をようやく理解したようです。現在はCCUで24時間体制での治療を受けています。後から聞けば、夏頃から息苦しさを感じていたとのことですが、「太っちゃったからかな」と思い込んでいたようです。

 書籍原稿の編集を抱え、仕事をしながら病院へ通っていますが、いつ病院から呼び出しの電話が来るかとビクビクしています。もう、神様にお願いするしか、私たちに出来ることはありません。

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40すぎると日銭に困る

 迷い猫を里親さんに託し、ホッとしたのもつかの間、先週から企業広報誌の取材と原稿書き、撮影済みデータの補正と整理、WEB制作会社との営業打ち合わせ、書籍の編集……と怒濤の日々が続いている。

 ある日、渋谷の編集プロダクションで打ち合わせをしていると「最近、どんな仕事しているの?」とS子社長。「なんだか最近は広報誌とか販促誌とか、WEBでコピーライティングをしたりすることが多くて、雑誌からはずいぶん遠ざかっちゃっていて……」と答えると、彼女は神妙な顔をして「そうなのよ〜、ホントそうよねえ。30代半ばあたりから、雑誌の仕事がグンと減るのよねえ」といった。

 私よりいくつか年上の彼女は、業界でも顔が広く、雑誌からムック、書籍まで幅広く仕事をこなしている。そんな彼女でも「年を取ると雑誌の仕事が減る」と思っていることに、意外さを感じた。

「やっぱり、そうなんですか?  若いころは女性誌でいろいろとやっていたけれど、ここ数年は本当にお固い系がほとんど。社長インタビューとか、お医者さんや大学教授への取材とかが多いから、あまり若いライターさんじゃないほうがいいのかも」

 私がそういうと彼女は「そうそう、書籍とかムックもそうなのよねえ。出版社はきちんと編集ができて、経験もあって……っていう人に依頼するんだけれど、書籍やムックってギャラが入るのが半年後とかだものね〜。日銭に困るわけよ」といった。

 なるほど、確かにそうだ。ここ数年、1件あたりのギャラは高いものの、入金スパンは相当に開いている。また、広報誌や販促誌はクライアントチェックが厳しく、雑誌よりも手離れが悪い。つまり、毎月安定的に入ってくる収入がものすごく少ないわけだ。

「編集やライターだけじゃなく、スタイリストさんなんかもそうらしいよ。ムック丸ごと1冊とかの仕事ばかり増えて、入金は半年後、でも撮影に使った服や食器のレンタル代はすぐに支払わなきゃいけない。だから、本当に大変らしいよ」とS子社長。……あ、うちの夫と同じだ。入金されるときはドーンと来るが、経費の立て替えや支払いは毎月のことだ。

 我が家はすでに夫婦そろって、雑誌よりも販促、広告系の仕事が多くなってきている。風が吹けば桶屋が儲かる……じゃないが、40すぎて日銭に困るのタイトル通り、安定収入の道を悩まなければならなくなってきたらしい。

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引き渡してきました

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 さきほど、里親さんと動物病院で待ち合わせをし、子猫を引き渡してきました。誓約書もきちんと取り交わし、大事に育ててもらうことを約束しました。最後に娘がミルクを飲ませたのですが、まあ元気によく飲むこと! これなら、大丈夫だねと安心しました。

 今回、里親が決まったのは本当にすぐでした。里親探しの記事をブログにアップした数時間後、1本の電話がかかってきました。

「あ、poronさん? もう、子猫決まっちゃった?」

 電話の主は仲良くさせていただいている悪徳不動産屋の独り言のpoohpapaさん。

「ううん、まだ。どうしたの?」
「いやね、Cyberさんから電話が来てね。『poronさんとこのブログ見た? あの子、かわいいよなあ……』ってブツブツいってるんだよ。だからさ、『Cyberさんとこのマンション、ペット可じゃないの。広い部屋にひとり暮らししているんだし、飼っちゃえ飼っちゃえ』って勧めたんだよね」

 Cyberさんとpoohpapaさんはとても仲がよく、お互いの住まいもすぐ近く。poohpapaさんと奥様のさとひろさんは昨年8月からノルンちゃんという猫を飼い始め、今では立派な【猫育てのプロ】。だから、Cyberさんが子猫を引き取ってくれれば、poohpapaさんたちが怒濤のフォローをしてくれるはず。これほど安心なことはありません。

「じゃ、明日見に行っていい?」
「どうぞどうぞ」

 ここからの展開は早かった! 翌日、Cyberさんとpoohpapaさん、さとひろさんが子猫を見に来ましたが、すでにCyberさんの心は決まっており、あっという間にお嫁入りの準備を進めることに……。

 そして今朝、再び動物病院で待ち合わせをし、子猫を引き渡してきました。先日、娘はCyberさんとたっぷり話し
「さいばーさんって、やさしいよ。あの人なら、猫あげる!」と納得していたので、お別れで泣くこともなく、手を振ることができました。

 さて、そのCyberさん。見学の前にはすでに子猫の名前を決め、引き取りまでの2日間で山盛りの猫グッズを買いそろえ、すでに専用ブログも開設しています。もう、メロメロなんてもんじゃないほど入れ込みっぷり。どうぞ、みなさんとくとご覧あれ(笑)。

子猫専用ブログエルの成長日記
関連ブログ(さとひろさんの記事)猫とひなたノルン : 手乗り猫
関連ブログ(Cyberさんの本家ブログ)サザンコンフォート 明日はお見合い

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里親が決まりました

昨日、里親希望の方が子猫を見に来て、引き取りが決まりました。落ち着いた環境で、終生愛情を持って育ててくれると約束していただきました。なにせ生後1カ月の子猫です。しばらくは授乳などで眠れない日々が続くうえ、がんばって世話をしても育ってくれるかはわかりません。そうしたことをすべて受けとめ、引き取りますという強い意志に、私たち家族は子猫を託すことに決めました。

子猫は獣医さんのもとで虫の駆除を行ったのち、明日12日に引き渡しをいたします。

里親探しの掲示をしてから、わずかな時間で里親が決まり、またいい方に引き取っていただけることをうれしく思います。お問い合わせをいただいた方、心配してメールや電話をくださった方、本当にありがとうございました。

……え? 誰が里親になったのかって? それは明日の引き渡し後にお知らせしますね。お楽しみに!

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里親を捜しています

※みなさん、ご協力ありがとうございました。私がとっても仲良くさせていただいている「Aさん(仮名)」のご友人でもあり、私もちょっとだけ知っている「Bさん(仮名)」から「ぜひ飼いたい」 とのご連絡をいただきました。明日、お見合いいたします。よほどのことがなければ、これで決まりそうですが、結果はまたご報告いたします。(11/9 夜7時追記)


昨夜、保護した子猫を知り合いの動物病院へ連れていってきた。先生はちょうど同じぐらいの子猫を保護していて、今朝まで寝ずの番をしていたらしい。ようやく引き取り手が決まった……とホッとしたのもつかの間、私がまた子猫を持っていったものだから、泣きそうな顔をしていた。

「すぐに里親を探しますから、とにかく数日だけでも」と頼み込み、子猫を預けてきた。そんなわけで、大急ぎで里親を探さなくてはならず(預かり料もかかるんだわ……)、ブログをご覧のみなさん、どうかご協力ください。里親を装って譲り受け、実験用に売り渡す人もいるとのことですので、慎重に探しています。

条件/ペット可の自宅環境で生涯愛情を持って飼ってくださり、毎年のワクチン接種、避妊手術をしていただける方。また、ときおり近況報告をしてくださる方をお願いいたします。


Photo

連絡先はメール(左のサイドバーからメールフォームへリンクされています)でお願いいたします。

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お泊まり子猫

 朝10時に外出から帰宅すると、マンションの自転車置き場付近で子猫の鳴き声がする。しかし、まわりを見回してもその姿は見えず。たまたま、マンションに生協の宅配を売り込みにきていた営業ウーマンも「どこにいるんでしょうかねえ」と気にしていたが、うちのマンションの植え込みやブロックの陰では毎年、何匹もの猫が出産していたので、私自身も「どこかの物陰で鳴いているんだろう」程度にしか思っていなかった。

 昼ごろ、窓を開けてパソコンに向かう。やはり、すぐ近くからミーミーと鳴く声がする。母猫とはぐれたのか、それとも出かけた母猫を探しているのか……?

 日が落ちたころ、撮影を終えて帰宅した夫が玄関をあけるなり「懐中電灯! どこかで子猫が鳴いている!」と騒ぐ。まあまあ、落ち着きなされ。自転車置き場のあたりでしょ? 朝から鳴いていたよ。そのうち母猫が連れにくるって。……という、私のことばも耳にせず、薄暗い自転車置き場やベランダの下を懐中電灯を照らして猫を探す夫。

「いたよ、いたいた!」

娘と家を飛び出し、夫の側へ駆け寄ると明かりの先に、小さな小さな生き物がうずくまっていた。

夫「どうする?」
私「そのままにしておきなよ。ヘタに人間が触ると母猫が寄ってこないもの」
娘「でも、もう真っ暗だよ。死んじゃうよ〜」
夫「朝からここで鳴いていたんだろ? このままじゃ明日の朝まで持たないよ」
娘「カラスに食べられちゃう〜」
私「……」
夫「とりあえず、保護する?」
私「……」
娘「かわいそうだよ〜」
私「……飼わないよ。マンションはダメなんだから」
夫「一晩だけ、な」
私「約束だよ。泊めてあげるだけ。飼わないからね」

 中学生になるまで団地住まいだった私は、幾度となく子犬を拾って帰り、両親を困らせていた。実は両親ふたりとも大の犬好きで「飼いたい気持ち」をグッと抑え、里親を捜すよう私を説得していたらしい。数年後、家を建てたとき、真っ先に「犬を飼う」と言い出したのは、私でも弟でもなく、父と母だった。我が家だって同じで、住んでいるマンションはペット禁止。娘がどんなに泣こうが、飼うわけにはいかないのだ。

「とにかく、今晩だけ。猫用ミルクを買ってきて飲ませよう。明日いちばんに獣医さんのところへ連れていき、健康診断と里親探しの相談するからね」

 娘と固く約束をして、子猫を家に連れて帰る。あわてて買ってきた猫用ミルクを飲ませてみると、ほんの少しだけ飲み、よほど疲れたのか眠ってしまった。3時間たつと、またミーミーと泣き、ミルクを飲んでおしっこをすると、ぬるま湯を入れたペットボトルに寄り添って熟睡。これの繰り返しだ……。

 朝まではまだ長い。……やべえ。かわいすぎる。

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映画の撮影

 _dsc0074今日、我が家から徒歩5分の場所にある新小金井駅前(西武多摩川線。地元では是政線とも呼ばれている)で映画の撮影をしていた。三宅裕司氏が主演の「結婚しようよ」という映画だそうだ。

【追加情報】

配給/松竹(予定)
公開/2008年・秋全国ロードショー(150館〜を想定)
キャスト/三宅裕司、岩城晃一、モト冬木、中ノ森バンド、金井勇太ほか
監督/佐々部清(出口のない海 全国公開中) 
撮影日程/ H18年11月7日(火) 新小金井駅西口改札〜広場、及び踏み切り周辺 10:00〜18:00頃、 11月8日(水)新小金井駅西口商店街 12:00〜17:00頃、11月14日(火)新小金井駅西口改札〜広場 11:00〜20:00頃、11月16日(木)小金井市東町1丁目 笠森稲荷神社 12:00〜21:00頃

参考リンク CineMove::ボランティアエキストラ緊急大募集

 朝からワサワサと機材をセットし、そりゃあもう大変そうなんだけど、超がつくほどのローカル駅だから、クルマはとめ放題だし、駅前の広い芝生で弁当も食えるし、見物人もわずか……で撮影はしやすかったろう。それにしても、スタッフが持っているテープの数が半端じゃねえ! ロックマンみたい!

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乗馬教室

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昨日、武蔵境の日本獣医生命科学大学(2006年度に大学名を変更。旧校名は日本獣医畜産大学)へ行ってきた。……といっても、メーン会場の第一校舎ではなく、馬術部の馬場がある第二校舎だけ。事前にホームページで「5日、親と子の乗馬教室。満12歳以下の児童および園児」という告知を見て、開始時間1時間前&一番乗りで出かけたのだ。

娘は最近、なぜか馬のぬいぐるみがお気に入りで、誰かからもらったトロットサンダー(マイルC.S優勝馬)と、お祭りのバザーで買った青毛(全身真っ黒のサラブレッド)の2匹をこよなく愛す。「馬小屋を作る」と段ボールと格闘したり、「ケガをしたから手術して」と、ほどけてしまった縫い目を直させたり、それはそれは愛情たっぷりで馬のぬいぐるみを世話している。そんな娘に「ホンモノを見せてやりたい。ホンモノに乗せてやりたい」と思い、連れて行ったのだ。

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厩舎には10頭以上のサラブレッドがいて馬をなでたり、ニンジンをあげることができる。私自身は馬との最大接近距離が「東京競馬場のパドック、かぶりつき」程度、娘にいたっては「ポニー乗馬体験のみ」だったから、親子揃って鼻息も荒く、馬を触りまくってきた。

 カワイイ! かわいすぎ! ブルッと鳴かれてはビビリ、前脚を踏みならされてはビビリ、フンッと鼻を鳴らされてはビビリながらも触りまくる。カワイイ!

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 その後は馬術部のカドリール(人馬でチームを組み、音楽に合わせて行う演技)を見学。さまざまな歩き方をしたり、円を描いたり、交差したり……。ふだんは静かな馬場に大勢の見学者がいるせいで、馬たちはいつも以上に緊張していたらしいが、首に汗をかきながらがんばっていた。

 そして、いよいよ乗馬教室。馬にまたがり、馬場を往復するだけだが、サラブレッドに乗れる機会なんて早々ない。娘は背筋を伸ばし、ニッコニコの笑顔で楽しんでいた。降りるときは馬の首をポンポンと叩き、「ありがとね」と挨拶。私の元に戻ってきた娘は興奮気味にこういった。

「たのしかった〜!」
「よかったね」
「あのね、大人になったらお寿司屋さんになるって言ってたでしょ?」
「?(寿司屋と馬に何の関係があるんじゃい)」
「お寿司屋さん辞める〜」
「?」
「馬、乗る人になる〜」

 ……心変わりが早いな、おい。ま、天才ジョッキーにでもなって稼いでくれ。

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学園祭だったため、すべての馬に花をつけて「おめかし」していました。ちなみに全頭、オスだそうです(笑)。

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