
昨日、武蔵境の日本獣医生命科学大学(2006年度に大学名を変更。旧校名は日本獣医畜産大学)へ行ってきた。……といっても、メーン会場の第一校舎ではなく、馬術部の馬場がある第二校舎だけ。事前にホームページで「5日、親と子の乗馬教室。満12歳以下の児童および園児」という告知を見て、開始時間1時間前&一番乗りで出かけたのだ。
娘は最近、なぜか馬のぬいぐるみがお気に入りで、誰かからもらったトロットサンダー(マイルC.S優勝馬)と、お祭りのバザーで買った青毛(全身真っ黒のサラブレッド)の2匹をこよなく愛す。「馬小屋を作る」と段ボールと格闘したり、「ケガをしたから手術して」と、ほどけてしまった縫い目を直させたり、それはそれは愛情たっぷりで馬のぬいぐるみを世話している。そんな娘に「ホンモノを見せてやりたい。ホンモノに乗せてやりたい」と思い、連れて行ったのだ。

厩舎には10頭以上のサラブレッドがいて馬をなでたり、ニンジンをあげることができる。私自身は馬との最大接近距離が「東京競馬場のパドック、かぶりつき」程度、娘にいたっては「ポニー乗馬体験のみ」だったから、親子揃って鼻息も荒く、馬を触りまくってきた。
カワイイ! かわいすぎ! ブルッと鳴かれてはビビリ、前脚を踏みならされてはビビリ、フンッと鼻を鳴らされてはビビリながらも触りまくる。カワイイ!

その後は馬術部のカドリール(人馬でチームを組み、音楽に合わせて行う演技)を見学。さまざまな歩き方をしたり、円を描いたり、交差したり……。ふだんは静かな馬場に大勢の見学者がいるせいで、馬たちはいつも以上に緊張していたらしいが、首に汗をかきながらがんばっていた。
そして、いよいよ乗馬教室。馬にまたがり、馬場を往復するだけだが、サラブレッドに乗れる機会なんて早々ない。娘は背筋を伸ばし、ニッコニコの笑顔で楽しんでいた。降りるときは馬の首をポンポンと叩き、「ありがとね」と挨拶。私の元に戻ってきた娘は興奮気味にこういった。
「たのしかった〜!」
「よかったね」
「あのね、大人になったらお寿司屋さんになるって言ってたでしょ?」
「?(寿司屋と馬に何の関係があるんじゃい)」
「お寿司屋さん辞める〜」
「?」
「馬、乗る人になる〜」
……心変わりが早いな、おい。ま、天才ジョッキーにでもなって稼いでくれ。

学園祭だったため、すべての馬に花をつけて「おめかし」していました。ちなみに全頭、オスだそうです(笑)。
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