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2007年2月の記事

すわっ、血便か!?

 ビックリネタをもう一発。先日、真っ黒いウンコが出た。黒いウンコは血便を疑え、というのが世の相場だ。3年前には私の母が大腸がんを患い、2年前には叔父が直腸がんで手術をしている。うへ〜っ、やっぱり家系か?  直腸検査でもしてもらわなあかんかいな。

 トイレを出て、すぐさま夫に「ちょっと! 真っ黒いウンコが出た! 血便かもしれん。仕事が落ち着いたら、医者に行ってくる」と報告。すると彼は「うそっ! オレも今日、黒ウンコだったよ! なんで〜? ふたりで血便?」といいだした。

……は? 夫婦揃って、黒ウンコ? 血便? ありえない……。 私たちは黒ウンコの原因を究明すべく、アタマをフル回転させた。

「わ〜〜っ! わかった〜〜!」

 最初に叫んだの私のほうだった。実は前日、イタリアンのお店へ取材に行き、イカスミを練り込んだ自家製タリオリーニ(平打ちの細いパスタ)をたっぶりごちそうになっていたのだ。「パスタに練り込んであると、口が黒くならなくていいですねえ。女性にとってうれしいメニューです」などと、のたまいながら、モリモリと食していたのだが、口の中は黒くならなかったものの、腹のなかが真っ黒になっていたワケだ。

 ……ウンコは健康のバロメーター。毎日、きっちりと観察しましょう。

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ビックリが多すぎる

 死亡寸前といいたいぐらい、仕事が立て込んでいる。ここ数日は、某月刊誌(読者ターゲットの年齢層高め)の飲食店取材。前回のラーメン店取材と同様、夫がお世話になっている編集部から「ご夫婦でぜひお願いしたい」と頼まれ、10件ほど抱えて飛びまわっている。今年になってから、どうもおかしい。ずいぶんと長い間、雑誌とは縁がなかったのに、1度も書いたことのない媒体から声がかかったり、新規の取引先から「大手クライアントのケタ違いギャラ案件」がドコドコと舞い込んでいたり、なんだかとにかく変なのだ。世の中、景気がいいんかい? 

 仕事の話ばっかりで何なのだけれど、先日はひっくり返りそうなほど、ビックリなことがあった。飲食店取材の初日のこと。その日は午前中に1軒、午後に2軒のアポをとっていた。1軒目の店に到着し、店に入る。「おはようございます、取材のお約束をしていたライターの○○です。どうぞよろしくお願いします」と挨拶をしつつ、出迎えてくれた女性の顔をふと見ると……。

(あ、れ?)

 どこかで会ったことがあるような、ないような……。撮影機材のセットをする間、オーナーシェフと名刺交換をし、シェフの奥様とおぼしきその女性と軽い会話を交わす。

(この顔、この声、この身のこなし……。もしや、まさか!?)

 彼女と話すうち、思い当たる人に行き着いたものの、どう考えてもこの場所にいる人ではない。きっと他人の空似ってやつか、と思うのだが、話せば話すほど疑惑は確信に変わっていく。

 取材をしながらも、彼女から目が離せない。よくよく考えてみると、オーナーシェフの男性も見覚えがある。やっぱりそうだ、そうだよきっと!

「あの〜、もしかして昔、編集のお仕事をされていませんでしたか?」

 テーブルクロスをかけていた彼女はパッと顔を上げ「やっばり! ○○○○にいたでしょう?」と叫んだ。なんと、なんと、オーナーシェフの奥様は、私が約14年前に、たった1年だけ勤めていた編集プロダクションの先輩だったのだ! 

記憶というものはオソロシイ。やはり彼女だと確信したとたん、そういえば……とたくさんのことを思い出す。私が辞める少し前、彼女に「料理人の彼氏ができた」ことを思い出した。そして、編集部のみんなで飲みに行ったとき、酔った彼女を迎えに来た彼氏を、たった1度だけ見ていたのだ。

「あのあと結婚して、10年前にこの店をオープンしたのよ。まさかあなたが14年もこの仕事を続け、しかもカメラマンと結婚して、夫婦で取材に来るなんて!」

実は月末までに3つの仕事を抱えており、今回の仕事はお断りをしようと考えていた。しかし、夫がお世話になっている編集部であることや、私を勧めてくれた編集長のこともあってお引き受けしたのである。そして、たまたま担当した10軒のうち、取材日初日の1軒目でこんなことが起きるなんて……。「私がこの仕事を断っていたら?」「この店が取材を断っていたら?」「取材先リストに入っていなかったら?」「星の数ほどあるレストランのうち、なぜここが選ばれていたのか?」と考えると、偶然がいくつも重なって起きた再会といえよう。

 ……とはいえ、私がその編集プロダクションを辞めたのは、女社長と折り合いが悪かったことと、社風がまったくあわなかったのが理由だ。(その先輩はとてもいい人だけれど)正直いって思い出したくない過去でもあり、ちょっと複雑な気分でもあるわけで……。これは偶然? それとも必然?

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情報誌がスゴイことになっている!

 昨年末、夫の知り合いの編集者から「夫婦でラーメン特集の撮影と原稿を頼みたい!」といわれ、ひさしぶりに雑誌の取材を引き受けた。2店取材したうちの1店で「印刷物とWEBの両方で使えるような、料理&イメージ写真を撮ってほしいんだけど」と頼まれ、正月明けから打ち合わせ&見積りをして、商談成立。同時に「ホームページの全面リニューアルもしたいんだけど」と頼まれ、知人のデザイナーを紹介したり、商談に立ち会ったり……。ようやくホームページの話がまとまってきたと思ったら、今度は「じゃあ、ホームページにも使いたいから、職人さんのイメージ写真を追加。料理撮影とは別日程で見積り出して」「コピーライティングは、アナタに発注するわ」と話がふくらみ、芋づる式で仕事をいただいている今日このごろ。なんだか、プロジェクトっぽくなってきたぞ(笑)。

 そんなわけで、ここのところラーメン店のサイトや雑誌を見ながら、情報収集しているのだが、たまたま美容院で読んだ「某週間情報誌」の誌面がものスゴイことになっていて、鼻息も荒々しく読みふけってしまった。都内に住んでいる人なら1度は目にしたことのあるアレよ、アレ。いえね、私もね、10年以上前の駆け出しの時分には、ずいぶんと仕事をさせてもらっていたんですけどね。ちょっと見ない間にアンナコトになっているとは!

 その号はラーメン特集だったんで、まあちょっと見てみるか、ぐらいの勢いで開いたのだが、スゴイ。すごすぎる。載っているラーメンがことごとく黒い(いわゆる墨っぽい)。しかも、果てしなくピンボケ(いわゆるネムい)。デジタルで撮影するようになったせいなのだろうが、それにしてもひとすぎる。麺は果てしなく灰色、ナルトも灰色、スープも灰色……。見事なほどマズそうなのだ。

 私がやっていた頃は全部、ポジだったので、いくらAカラーのみ&色校正紙なしの特急スケジュールでも、こんなひどい仕上がりではなかった。いや〜、ホントにびっくり。これでお金を取っちゃイカンですよ、というぐらいにヒドい。いつごろから、こんなことになっていたんだろうか……。これじゃ、汗だくになって撮影したカメラマンがかわいそう(ま、まさか! カメラマンの腕が悪いっつーことはないよね)。

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