情報誌がスゴイことになっている!
昨年末、夫の知り合いの編集者から「夫婦でラーメン特集の撮影と原稿を頼みたい!」といわれ、ひさしぶりに雑誌の取材を引き受けた。2店取材したうちの1店で「印刷物とWEBの両方で使えるような、料理&イメージ写真を撮ってほしいんだけど」と頼まれ、正月明けから打ち合わせ&見積りをして、商談成立。同時に「ホームページの全面リニューアルもしたいんだけど」と頼まれ、知人のデザイナーを紹介したり、商談に立ち会ったり……。ようやくホームページの話がまとまってきたと思ったら、今度は「じゃあ、ホームページにも使いたいから、職人さんのイメージ写真を追加。料理撮影とは別日程で見積り出して」「コピーライティングは、アナタに発注するわ」と話がふくらみ、芋づる式で仕事をいただいている今日このごろ。なんだか、プロジェクトっぽくなってきたぞ(笑)。
そんなわけで、ここのところラーメン店のサイトや雑誌を見ながら、情報収集しているのだが、たまたま美容院で読んだ「某週間情報誌」の誌面がものスゴイことになっていて、鼻息も荒々しく読みふけってしまった。都内に住んでいる人なら1度は目にしたことのあるアレよ、アレ。いえね、私もね、10年以上前の駆け出しの時分には、ずいぶんと仕事をさせてもらっていたんですけどね。ちょっと見ない間にアンナコトになっているとは!
その号はラーメン特集だったんで、まあちょっと見てみるか、ぐらいの勢いで開いたのだが、スゴイ。すごすぎる。載っているラーメンがことごとく黒い(いわゆる墨っぽい)。しかも、果てしなくピンボケ(いわゆるネムい)。デジタルで撮影するようになったせいなのだろうが、それにしてもひとすぎる。麺は果てしなく灰色、ナルトも灰色、スープも灰色……。見事なほどマズそうなのだ。
私がやっていた頃は全部、ポジだったので、いくらAカラーのみ&色校正紙なしの特急スケジュールでも、こんなひどい仕上がりではなかった。いや〜、ホントにびっくり。これでお金を取っちゃイカンですよ、というぐらいにヒドい。いつごろから、こんなことになっていたんだろうか……。これじゃ、汗だくになって撮影したカメラマンがかわいそう(ま、まさか! カメラマンの腕が悪いっつーことはないよね)。
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コメント
こんばんはー。
東京歩行者? うーんコンビニで立ち読みしてみようっと。
カメラマンとかじゃなくて携帯で撮影してるレベルなんですかねぇ。なんなんでしょうねぇ。
投稿: nni | 2007.02.06 23:37
今出てる●厨の特集ページも酷いっすよ。
ライティングがNGでそれを無理に切り抜いているからダメブルータス。
投稿: ina | 2007.02.07 00:09
確かにデジだと、とんでもない印刷にたまげることも多いです。
でもそれ以前に、予算ばっかり気にして仕上がりを重視しない風潮が広まっておりますね。
いいページを作るより、低予算でページを作る方が偉いって考えの方が担当だと、やり辛いです。
そう言えば、4×5でものすごくシビアに色の事言われる仕事なんて、もう何年もやって無いなぁ.....
投稿: へらコブラ | 2007.02.08 20:31
■nniさん
すっかり亀レスになってしまいましたが、
その通り、歩行者です。うふふ。
噂によると最近、あそこの編集部は
「デジ撮影→カメラマンがCMYK変換」と
いう流れでやっているらしいのですが、
変換がマズいのか、印刷屋さんがダメなのかの
どちらかでしょうねえ。あと、校正紙をちゃんと
出していないのもあるかもしれません。
とにかく1度、立ち読みしてくださいな。びっくりします。
■inaさん
あのときは確か同じラーメン特集でしたっけ。
うちが取材した店も載っていたのですが、
ものすっごい汚い作業台の上で撮影していて、
ひっくり返りそうになりました。
お店の方もできあがった本を見て、泣いていましたよ。
■へらコブラさん
うちも4×5の出番はずいぶん減りましたが、
なぜか夫の取引先は「ポジ回帰傾向」が顕著です。
どうも、デザイナーさんが「デジは嫌じゃ」と
いうらしく、予算があるクライアントさんだと
「んじゃ、ポジで」となっています。
なんだか時代に逆行していますが、それはそれで
撮る方は楽しいみたいですよ。
投稿: poron | 2007.02.25 04:26