厄払い
うへえ。前回のアップから2カ月あまり。外に積もるビトビト雪のごとく、かろうじて「この世」に存在しています、ハイ。
11月は娘の七五三をやったり、学芸会を観に行ったりしてプライベート的に充実しつつ、前々回の記事で書いた「超有名旅館の撮影」を契約までこじつけたり(競合は11社!)、仕事用のサイトから頂いたメールがきっかけで、新しい取引先とのおつき合いが始まったりと、仕事的には種まきチックな出来事が続いていた。
12月に入るとまいた種は芽を出し、本格的な育ちへ入る。まさに成長期! 忙しい! 忙しすぎる!と浮かれポンチになっていた私に冷や水を浴びせたのは夫だった。
「撮影に行く途中、前のクルマが急に何かを避けたんだよね〜。何だよと思ったら、事故車があってさ〜。発煙筒を持って警察官がこっちに向かって歩いていたんだよ〜」
ヒトごとみたいな言い草で始まった話は、想像以上に壮大かつ感動的な展開へ……。
「危ないって思って急ハンドルを切ったらさあ……」
「さぁ?」
「クルクル〜ってスピンして、ガーンドーンって!」
「は?」
「ガーンドーン……」
「ドーン?」
「ドーン……って……」
「なにそれ」
「コンクリートの壁にドーンって……」
「え」
「だから〜、クルクルってスピンして壁にガーンドーンってぶつかって でも自走できたからそのまま撮影に行って とりあえず帰って来たんだけど クルマの前と後ろがガーンドーンって感じで だからそのままだと(ここまで息継ぎなし)」
「修理?」
「修理……」
「修理にいくらかかると思ってんのよ まったくもう ってそれよりも怪我とかはないの?人は?壁は?死なせちゃったんだよオイとか壁の修理もしなくちゃいけないなんてことはないでしょうね どうなのアンタ!(ここまで息継ぎなし)」
ゼイゼイと息を切らしながら問いただしたところ、いわゆる自損事故で、人をひいたり、壁をぶっ壊したりはしていないらしい。
結局、クルマの修理は70万近くかかるとのことで、手頃な中古車を探している最中だ。取引先の未払いやクルマの事故など、去年は本当にロクなことがなかった……と思っていたら、なんと夫は厄年(しかも本厄)だったことが判明。正月早々、厄払いにいった次第であった。
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