ドンブリ勘定
丸3カ月間、休みなしで取り組んできたた大プロジェクトが終わり、ホッとしたのもつかの間。打ち寄せてくる波のように、仕事が次々と……。そんななか、1通のメールが。差出人はうちのサイトを見たDTPオペの方からで、内容はとある自治体の入札について、撮影&コピーライティングを見積りが欲しいというものだった。
見積りですか、いいですよ。出しますよ。……で、写真はどんなものが必要ですか? コピーはどんな感じですかね。え? よくわからない? わかっているのはページ数と版型だけ? 著作権買い取りですか。ところで、構成とかは決まっているんですか? え? 決まっていない? ああ、そうですか。写真は全部、撮り下ろしを使用するんですか? え? 前年度の流用もありえるかも? はぁ、そうですか。撮影と取材は何日ぐらい必要そうですかねえ。……1日か2日、5日かかるかも? うーん……。
自治体の入札って、こんななのね。もう、ドンブリ勘定で出すしかないわけで……。えっと、著作権買い取り+撮影日数を最大で出すと○万円、コピーライティングは校正2回込みで、全部書き下ろしで○万円×○ページで○万円、取材経費は飛行機代と宿泊費を入れて○万円……って、230万円かよ(笑)。
すみませーん! そちらが言う通り、すべて最大&最悪のスケジュール、作業量でお見積りをすると、230万円になっちゃうんですけど〜。え? もっと乗せておけ? そそそ、そんな見積りで入札するんですか? だって、コレにDTP代と印刷代が乗るんですよね。大丈夫ですか? え? いいんですか? ……じゃ、○○○万円で。
見積りを出した翌日、DTPオペさんから電話がかかってきた。
「あの〜、50万下げていいですか? 営業かけやすいので」
「50万ですね。どうぞどうぞ、いいですよ〜」
50万円も値引きしたワタシは、その夜「30%引き」シールを貼った肉を買い、88円の卵を買うのに並んだ。ドンブリ勘定とはこのことだ。
さて、入札の結果は? 推して知るべし。
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コメント
poronママ、もっともっとふっかけるけるニャ!
あたちはまいにち、どんぶりできんかんたべたいニャ!
ゆめニャ~
投稿: エル子 | 2008.05.23 08:27