カチンコチンコ
原稿を書かず。本日、2本目のブログ記事へ突入。
最近、我が家の近辺に不審者が出没している。昨年から連発で、毎週のように警察署からのメールやら、学校からのお知らせプリントが届く。
どうやら、露出の常習犯らしく、平日の真っ昼間からブラブラ(チンコね)しているらしい。プリントやメールが届くたび、家族の前で読み上げ、娘には「注意しなさい」、夫には「目を光らせろ」と命令していた。
ある日のこと。今日もプリントが届いた。ここ一週間の間、1日おきぐらいに「不審者出没」の情報があり、犯行の間隔が短くなっているような気がする。
「ちょっと! また、出たんだってよ」と声を荒げ、プリントを読み上げた。
「えっとね。今日の○時ごろ、○○町2丁目付近で、男が児童に下腹部を露出しました。年齢は30〜40代ぐらい、メガネをかけ、黒いジャンパーを着ています。……だってさ」
それを聞いた娘は怖がり、夫は「この野郎、いつか捕まえてやる」と悔しがる。まったく、子どもに何てことをするんだろう。
そして、翌々日。また、不審者出没のプリントが届いた。
「えっと、○○町でまた露出魔だって! ナニナニ? 年齢は40歳ぐらい、メガネ、黒いジャンパー、ジーンズ……、あっ!」
「アッ!」
ここまで読み上げたとき、私と娘が同時に声を上げた。
「パパ!」
……そう、露出魔のニンチャク(人相と着衣。警察用語)が、まさに夫だったのだ!
「パパ! こんな寒いんだから、カチンコチンコになっちゃうよ!」
娘が笑いをこらえながら、夫に呼びかける。「やっばーい! カチンコチンコ」と私。夫はかわいそうなぐらい、オロオロしながら「い、いや……。お、オレじゃない! オレ、その日は昼から撮影に行ってたじゃないか!」と絶叫。平日の昼間、ウロウロしているんだから、なおさらマズいって(笑)。
我が家のなかで、笑っているうちはいいけれど、ご近所にあらぬ疑いをかけられたら困るので、その日以降、子どもの送り迎えには、かならず保護者のIDをつけるようにした。
そして、数日後。またまた、学校からのプリント。ナニナニ? 今度は子どもへの声かけだって? 犯人は40歳ぐらい、銀色のクルマに乗って、子どもへ「乗せてあげるよ」と声をかけました……?
「パパッ!」と、叫ぶ娘。
だって、シルバーのレガシィだもの。疑われるって。
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