カテゴリー「雑ネタ」の記事

9年目の使い初め

 先日のこと。雑誌の撮影で鍛冶屋さんへ出かけた夫が、おみやげを手に帰宅した。

我が家は夫婦揃ってフリーランスなので、お中元やお歳暮というものにはあまり縁がないが、取材先の方から「これ、よかったら」とおみやげを頂くことが多い。しぼりたてのおいしい牛乳だったり、名産品のおそばだったり、ときには箱いっぱいの野菜を抱えて帰ることも……。

 夫が鍛冶屋さんから頂いてきたのは、それはそれは美しい、手打ち包丁だった。安来(ヤスキ)青紙鋼二号入りのステンレス三徳包丁。切れ味のよさと手入れの楽さをあわせ持つ、使いやすそうな包丁だ。

 私が今、使っているのはステンレスの三徳包丁(関孫六)と、母から譲り受けた鋼の小出刃だけ。ここのところ、包丁の扱いづらさが気になっていて、新しい包丁を……と考えていたところだった。さっそく、頂いた包丁を使おう!と意気込んだものの、その前にひとつ、乗り越えなければならない壁があった。

 9年前、私が結婚したときに父からプレゼントしてもらった、鋼の三徳包丁だ。結婚をするにあたり、ロクな包丁など持ち合わせていなかった私が、父にねだって買ってもらったものだ。伊勢丹で1万2000円もした木屋の包丁で、砥石と一緒に買ってもらったものの、鋼のさびやすさ(ステンレスも鋼の一種なのでさびないわけではないが)を敬遠し、ずっと仕舞い込んでいたのである。

 包丁の研ぎ方ひとつ知らなかった私も、9年間の結婚生活でステンレスの包丁はそこそこ研げるようになった。鍛冶屋さんから頂いた包丁をおろす前に、父からの贈り物を使うべきなのでは? 切れはいいものの、手入れが大変な「鋼の包丁」を使いこなしてこそ、鍛冶屋さんが精魂込めて作った手打ち包丁を使う資格があるのではなかろうか……。

 そんなことを思い、9年間仕舞い込んでいた箱を開け、木屋の包丁を出してみた。ずっしりとした重さ、磨かれた刃はホレボレするほど。包丁を洗い、乾いたふきんで拭く。まずは、友人のお父さんから頂いた桃を切る。うーん、すばらしい! 次は冷やし中華用にキュウリの千切り。うーん、すばらしすぎる! 勢いのまま、錦糸卵もいっちゃうぞ! まさに糸のよう!

 新しい包丁の使い心地を堪能した後は、クレンザーで磨き、乾いたふきんで丁寧に拭き上げる。さあ、明日も美しいコンチェルト(協奏曲)を楽しませてくれ……。

 翌日。私の愛しい包丁は、うっすらプツプツと赤さびが現れていた。あんなに大切に、あんなに丁寧に手入れをしたのに、憎々しいほどプツプツしやがって! 鍛冶屋さんの包丁をおろせる日は、まだ遠い先のことかもしれない……。

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お詫び

ご無沙汰しています。先日、2カ月遅れのギャランティー(売掛金)がすっ飛び、これからの生活をどうしようかと思案している最中です。

取引先はギリギリでがんばったようですが、ダメだったようです。子どもと同じで、育ててきた会社を潰すのは、よほどのことと思います。

今のところ、私たちの取引先にご迷惑をおかけすることはなさそうですが(幸い、私たちからの外注は、ほとんどないため)、夫婦でフリー稼業だと40万の未払いは死活問題。

ちょっと精神的ダメージが大きくて、更新できる感じではありません。先月からお返事できていないメールもたくさんあります。申し訳ありませんが、しばらくお休みさせてください。

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駅の記憶

 ……JRの駅はいつもドラマであふれかえっていた。

OL時代、遅刻しそうになって駆け下りた武蔵境駅の階段。痴漢を捕まえ、引きずり下ろした三鷹駅。編集者との打ち合わせで毎月通った池袋駅。昔、付き合った男は松戸と新小岩に住んでいた。彼の家から帰るとき、ホームのベンチにひとり座りながら、なんとなくさみしかったんだよな。カワイイぞ、自分。

そうそう、新宿駅のホームで紹興酒をラッパ飲みしたこともあった。確か、忘年会で飲んだ紹興酒の残りを瓶ごともらってきて、同僚の男性とふたりで電車待ちをしながら飲んだ記憶が……。ただのアル中だな。

 終電で眠りこけ、気づくと終点・高尾駅。あわてて降りたところで、上り列車はすでになく、薄暗いホームでぼう然としたっけ。

 JR東日本の駅をめぐる、数々の思い出が走馬灯のように浮かんでは消えていく……。そんな、動画を見つけたので、ぜひ。人の記憶というのは、音とともに刻まれているのだと実感。

字幕.in | JR東日本 駅発車メロディメドレー 動画解説字幕

字幕.in | 【新作第2弾】JR東日本 駅発車メロディメドレー第2弾

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ゴミ?

 今日、ココログのテンプレートを「バスケット」にし、夏らしさを堪能していたのだが、カメラマンの妻&レタッチ担当としてはヒトコト申し上げたい。

 風景写真家のハラダコウイチさん&ココログスタッフの方、せっかくすてきな写真でテンプレートを作っても、ゴミが写りこんでいたら台無しですよ。うーむ、惜しい!

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国産です(2)

国産です(1)のつづき。

「国産い草が早くもこのお値段!」

 い草商品のコーナーには、大手スーパーが作成したであろう赤字のPOPが掲げられていた。デザインはいい感じ。ツヤはちょっとイマイチ。縁取りの縫製はよさそうなんだけど、い草の質があんまり……。これ、ホントに国産だよねえ……? 不審に思い、製品タグを確認してみると、なんとそこには「中国産」の文字が! えっ? 中国産?

 もしかして、商品を間違えて見たのかと思い、改めて確認するも、手にしたラグにはしっかりと安全ピンで「広告の品 国産い草○○円」の札が……。すぐ横で商品整理をしていたおばちゃん店員を呼ぶ。

「あのう、これね。POPには国産い草、製品タグには中国産と記載されているのだけれど、このラグは国産なの? 中国産なの?」

 おばちゃんはコーナーに掲げている赤字POPと、安全ピンで留められている値札、商品についている製品タグを見比べる。値札をひっくり返したり、目を細めて製品タグを読んだり……。5分以上かけて、念入りに調べた挙げ句、おばちゃんはこう言い放った。

「お客さん、これ国産ですよ。だって、これ掛川織りだし、商品タグに書いてある会社は福岡県だもの」 

 掛川織りとは、大小の織り目を交互に繰り返す織り方で、九州筑後ならではの伝統的な織り方。産地としては福岡、熊本などが有名で、福岡県のメーカーが作った品……となれば国産と表示はできる。しかし、製品タグにはしっかりと中国産との文字。どうなってんの。

「これ、福岡にある会社が連絡先になっているけれど、もしかして、い草ラグの製造メーカーじゃなくて、中国産を輸入している会社なんじゃないの?」

 疑念を抱いた私は、おばちゃん店員に突っ込みを入れる。しかし、おばちゃんは何処吹く風……という感じで、私にこういった。

「お客さん、違いますよ〜。これきっと、中国産のい草を輸入して、福岡で織っているんだわ。だから、中国産だけど国産。そうよ、そうなのよ!」

 ……んなワケな〜い! あのね、掛川織りはね、福岡県の伝統工芸品なの。粗悪ない草を輸入して、わざわざ人件費の高い日本で作るわけないでしょう? 中国産は中国産。どう転んだって国産ではないのだ。

「中国産のい草と、国産のい草は値段も質もまったく違いますよ。国産のわりには安い、と思ってきたけれど、中国産のい草を使っているのであれば、いりません」

そういうと、おばちゃんは「でも、国産なんですけどねえ」としつこい。いや、だから、これは中国産だっつーの。

「中国産のい草を輸入して、日本で織ったの? それとも、国産い草を中国で織らせたの? これは中国産なの? それとも国産なの? どっちでもいいからハッキリさせて!」

 あまりの対応ぶりに呆れ、イライラしていると、上司とおぼしき女性店員が飛んできた。

「お客さま、どうかなさいましたか?」

私は彼女に「国産い草がこの値段であれば買いたかったのだけれど、製品タグには中国産と書いてある。それでこの店員さんに聞いたところ、中国産い草を福岡で織ったものだろうというので、それは本当なのかと聞いていた」と説明した。

すると彼女は真っ青な顔をし、頭を深々と下げた。

「申し訳ございません! このPOP、間違えなんです。国産じゃなくて、中国産です。先日、同じ商品の値下げをしたのですが、チラシとPOPに国産と表示してしまったのです。買いに来たお客さまからのクレームで気づき、あわてて店内POPを中国産に変更し、張り替えたのですが、今週の値下げに際し、国産と書いたPOPを掲示してしまったようで……。本当に申し訳ありません!」

 頭を下げる彼女を見て、「でも……。これ、福岡の会社なんですけど」と、つぶやくおばちゃん店員。それを聞いた女性店員はものすごい形相で顔を上げ、こう怒鳴った。

「福岡の会社でも中国産は中国産なの! 中国産は国産じゃないの! ま・ち・が・え・なの!」

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国産です(1)

 ジメジメとクソ暑い時期を迎えるにあたり、「い草」のラグを探していた。べとつかない、涼しい、独特の香りがいい……というわけで我が家の夏はここ数年、もっぱら「い草」だ。しかしながら、市場に出回っている「い草」商品は、そのほとんどが中国産。い草の質もさることながら、織り方、縫製も雑なので、せいぜいワンシーズン、よくてもツーシーズンしか使えない。しかもここのところ、鉛入り土鍋やら、発がん性抗菌剤入りのウナギやら、有毒化学物質入りの練り歯みがきやら、中国クオリティの恐ろしさが露呈。そんなわけで、今年こそは国産い草を購入しようと思い、探していたのだ。

 日本で収穫したい草を日本で織り込んだ、いわゆる「国産い草」商品は高い。中国産のラグが5,000〜10,000円程度なのに比べ、国産ラグは20,000〜40,000円。同じ国産でも花ござ(部屋に敷き詰める、縁取りの小さいタイプ)はよく見かけるものの、国産ラグを種類豊富に置いているところはない。加えて、国産い草の商品は数少ない昔ながらの職人が作るせいもあり、洋間に合うようなデザインが少ない。ラグを1枚敷くだけで、田舎のおばあちゃんちに!  ……というような、「いわゆる伝統的、古典的な織り模様」がほとんどだ。

 国産&掛川織りのラグで、リビングに敷いても違和感がなく、織り模様があまりゴチャゴチャしていなくて、ツヤがあり、縁取りの縫製がしっかりしていて、長持ちするもの。金は出すから、妥協はしません、といった具合に探していたものだから、選択肢が限られてしまっていた。

 やっぱり実際に手触りを確認しながら、購入したい。ネットショップだとツヤの良さや作りがイマイチわかりづらいし、高級品だけにオークションは論外。デパートは高いだけでデザインは×のものばかり。それでも、オール中国産品揃えだった3〜4年前と比べ、ここ1〜2年は大手スーパーやインテリアショップでも、国産い草を置くところが増えており、春先からあちこちの店をのぞながら、コレと思うものを探していたのだ。

 そんな折り、大手スーパーのチラシに「国産い草値下げ」の文字が踊った。6月初旬。梅雨入りまでの勝負、ということで、すでに処分価格を始めたのだ。チラシの写真を見ると、実際に見ないとわからない織りや縫製以外はほぼ条件通り。ただし、元値が国産にしては安いという心配はあった。「仕事の合間に、見に行って来よう」と思ったものの、あっという間に数日間がたち、気づいたときには値下げ期間が終わっていた。

「縁がなかったんだ。きっと」

もう少しすれば、別の大手スーパーやデパートで、安くなるかもしれない。……そんなことを思っているうち、再び同じ大手スーパーのチラシが入ってきた。前回と同じい草ラグの写真。値段も同じ。コレコレコレ! この間、買い損ねたやつ! まだ在庫があったんだ!

 私は喜び勇んで、大手スーパーへ飛んで行った。国産い草がこの値段なんて! あとは織りや縫製を見て、良ければ買うだけ! はやる気持ちを抑えつつも、インテリア売り場へ向かう。い草商品のコーナーには高々とPOPが掲げられていた。

「国産い草が早くもこのお値段!」

 しかし、それは私が予想もいなかった国産だったのだ。
(つづく)

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わたしのいもうと

 1年ほど前に、この絵本のことを知り、ずっと読んでみたかった1冊。近所の図書館に置いていることを知り、先日用事のついでに借りて来た。

家に帰ってすぐ、 娘をひざに抱き、一緒に読んでみた。漢字を読めない娘のため、ゆっくりと声に出して読む。2ページ目をめくるころ、私は「心の準備」をしていなかったことを後悔した。しまった……。娘と一緒に読む前に、私ひとりで読んでおくべきだったかも。 こんなに息苦しく、つらい絵本なんて初めてだ。読み聞かせているというのに、声が震え、涙が出てくる。

「わたしのいもうと」は1987年に発行されたもので、作家・松谷みよ子さんへ届いた、ある手紙が元になっている。学校でいじめられ、そして死んでいった妹のことを、姉が綴った手紙。いじめられていた妹が「生きるために」選んだこと、「生きるのを辞めるために」選んだこと、そして子どもの苦しさを分かち合うことができなかった母親の哀しみ、それを見続けた姉……。

 いじめる側はなんとなく、いたずら心でやったことでも、いじめられる側にとっては命を削られるような辛さだということ。そして、いじめたことや、そんな子がいたことすらを忘れてしまった数年後でも、いじめられた子どもは心の傷を癒せぬまま、ただ「死んでいないだけの日々」を送っているということ。息苦しく、暗く、いろいろなことを考えさせられる絵本だった。

 子どもを持つ親、そしてすべての子ども。そして、生きる人すべてがこの絵本を1度は読んでおくべきだと思う。

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引き渡してきました

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 さきほど、里親さんと動物病院で待ち合わせをし、子猫を引き渡してきました。誓約書もきちんと取り交わし、大事に育ててもらうことを約束しました。最後に娘がミルクを飲ませたのですが、まあ元気によく飲むこと! これなら、大丈夫だねと安心しました。

 今回、里親が決まったのは本当にすぐでした。里親探しの記事をブログにアップした数時間後、1本の電話がかかってきました。

「あ、poronさん? もう、子猫決まっちゃった?」

 電話の主は仲良くさせていただいている悪徳不動産屋の独り言のpoohpapaさん。

「ううん、まだ。どうしたの?」
「いやね、Cyberさんから電話が来てね。『poronさんとこのブログ見た? あの子、かわいいよなあ……』ってブツブツいってるんだよ。だからさ、『Cyberさんとこのマンション、ペット可じゃないの。広い部屋にひとり暮らししているんだし、飼っちゃえ飼っちゃえ』って勧めたんだよね」

 Cyberさんとpoohpapaさんはとても仲がよく、お互いの住まいもすぐ近く。poohpapaさんと奥様のさとひろさんは昨年8月からノルンちゃんという猫を飼い始め、今では立派な【猫育てのプロ】。だから、Cyberさんが子猫を引き取ってくれれば、poohpapaさんたちが怒濤のフォローをしてくれるはず。これほど安心なことはありません。

「じゃ、明日見に行っていい?」
「どうぞどうぞ」

 ここからの展開は早かった! 翌日、Cyberさんとpoohpapaさん、さとひろさんが子猫を見に来ましたが、すでにCyberさんの心は決まっており、あっという間にお嫁入りの準備を進めることに……。

 そして今朝、再び動物病院で待ち合わせをし、子猫を引き渡してきました。先日、娘はCyberさんとたっぷり話し
「さいばーさんって、やさしいよ。あの人なら、猫あげる!」と納得していたので、お別れで泣くこともなく、手を振ることができました。

 さて、そのCyberさん。見学の前にはすでに子猫の名前を決め、引き取りまでの2日間で山盛りの猫グッズを買いそろえ、すでに専用ブログも開設しています。もう、メロメロなんてもんじゃないほど入れ込みっぷり。どうぞ、みなさんとくとご覧あれ(笑)。

子猫専用ブログエルの成長日記
関連ブログ(さとひろさんの記事)猫とひなたノルン : 手乗り猫
関連ブログ(Cyberさんの本家ブログ)サザンコンフォート 明日はお見合い

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里親が決まりました

昨日、里親希望の方が子猫を見に来て、引き取りが決まりました。落ち着いた環境で、終生愛情を持って育ててくれると約束していただきました。なにせ生後1カ月の子猫です。しばらくは授乳などで眠れない日々が続くうえ、がんばって世話をしても育ってくれるかはわかりません。そうしたことをすべて受けとめ、引き取りますという強い意志に、私たち家族は子猫を託すことに決めました。

子猫は獣医さんのもとで虫の駆除を行ったのち、明日12日に引き渡しをいたします。

里親探しの掲示をしてから、わずかな時間で里親が決まり、またいい方に引き取っていただけることをうれしく思います。お問い合わせをいただいた方、心配してメールや電話をくださった方、本当にありがとうございました。

……え? 誰が里親になったのかって? それは明日の引き渡し後にお知らせしますね。お楽しみに!

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里親を捜しています

※みなさん、ご協力ありがとうございました。私がとっても仲良くさせていただいている「Aさん(仮名)」のご友人でもあり、私もちょっとだけ知っている「Bさん(仮名)」から「ぜひ飼いたい」 とのご連絡をいただきました。明日、お見合いいたします。よほどのことがなければ、これで決まりそうですが、結果はまたご報告いたします。(11/9 夜7時追記)


昨夜、保護した子猫を知り合いの動物病院へ連れていってきた。先生はちょうど同じぐらいの子猫を保護していて、今朝まで寝ずの番をしていたらしい。ようやく引き取り手が決まった……とホッとしたのもつかの間、私がまた子猫を持っていったものだから、泣きそうな顔をしていた。

「すぐに里親を探しますから、とにかく数日だけでも」と頼み込み、子猫を預けてきた。そんなわけで、大急ぎで里親を探さなくてはならず(預かり料もかかるんだわ……)、ブログをご覧のみなさん、どうかご協力ください。里親を装って譲り受け、実験用に売り渡す人もいるとのことですので、慎重に探しています。

条件/ペット可の自宅環境で生涯愛情を持って飼ってくださり、毎年のワクチン接種、避妊手術をしていただける方。また、ときおり近況報告をしてくださる方をお願いいたします。


Photo

連絡先はメール(左のサイドバーからメールフォームへリンクされています)でお願いいたします。

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手間をかけるということ

 半月ほど前、「Oさんからもらったの。半分わけてあげるわ」と、袋を下げた母が訪ねてきた。スーパーのビニール袋をのぞくと、何やらしなびた雑草が山ほど入っている。

「とにかく袋から半分ぐらいを、手づかみで出して。たらいに水を張ってね」

 母はしょっちゅう、農家の友人から野菜をもらってくる。今回は大根と白菜のおろ抜き(間引き菜)だ。しなびたそれは、どう見てもただの雑草だが、水につけて1時間もすると生き返ったようにシャキッとする。水を何度も変えながら泥を落とし、1把ずつ枯れた外葉をはずしていく。

 Oさんの畑は完全無農薬。ツルや木をしばるときでさえ、ビニールひもではなく、いずれ土に帰るわらのひもを使っている。だから、大根菜の根元には小バエの死骸がはさまり、白菜の葉にはモンシロチョウの卵が点々と産みつけられている。面倒くさいし、スーパーで買えばせいぜい200〜300円分。だけど、私はていねいに野菜を洗い、サッとゆでておいしく頂く。ゴミ同然のしおれた野菜も、手をかければ地元産・無農薬のおいしい素材になるからだ。

 昨日は岩手から段ボールいっぱいの山ぶどうが届いた。すべての果実を房からはずし、たらいでゴミや枯れ葉、ツルを洗い流す。途中、小さなクモが手のひらを歩いたり、何かの青虫が浮かんできたりして、泣きたくなりながらも洗う。何度も何度もよく洗う。……なにやってんだよ、私。もう夜中の2時じゃないか。

 ようやく、キレイになったら水を一滴も加えず鍋で煮る。1時間、コトコト煮込んだら、ザルとふきんで漉し、砂糖を煮とかす。午前4時、山ぶどうジュースの完成だ。山ぶどうジュースの原液は黒に近い紫色で、7〜8倍に希釈(水やサイダー)すると、それはそれは美しい紫色になる。すっぱくて甘くておいしいジュースは、手間をかけたぶん、よりおいしく感じるものだ。

最後は搾りかすから種だけを取り除き(気が遠のくような作業)、皮と100%ジュースと砂糖でジャムを作る。捨てたのは茎と種だけ。家族や友だちに飲ませたい、食べさせたいと思うからなせる技で、これが仕事だったら1日で廃業するだろう。

 手間をかけるということ……。それは娘のおいしい笑顔が見たいから。

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あかん、もうねむい

夜の飲み会にて。「ミニマンコが見たい」という申し出にご開帳を決意。拍手喝采でよろこばれる。「想像以上の割れっぷりに感動した」といわれ、上機嫌の私。自らのアホさかげんに気づく朝4時、いやあ、ミニマンコ、もっこりといい感じ。とにかく寝よう。言い訳は後だ。

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貴様ら、立て〜!

 好天に恵まれながらも突風がビュービュー吹いていたここ数日。何がイヤってもう、自転車の転倒率がグンとはね上がることだ。最近の自転車はどうして片足スタンドなんだ。かっこよさを追求してんのか? 材料費削減か?

 マンションの駐輪場に置いてある自転車も例外ではなく、約半数が片足スタンド。アイツらは自分で「自立している」と思っているらしいが、とんでもない。たいていは、隣の自転車にさりげなく寄りかかり、ちょっと触れただけでガタリと倒れる。ひどいときは、片足スタンドを中心に弧を描きやがって。オマエはコンパスか? ○描いてんじゃねーよ!

「風が吹けば桶屋が儲かる」じゃないが、風が吹けば片足自転車が倒れ、その雪崩に巻き込まれて私の自転車もひっくり返る。自分の自転車を出すためには、連なる片足自転車の山を片付けなければならない。コイツらがまた、あっちこっち出っ張っていて、スポークやカゴに引っかかる。勘弁しろよ。

 ようやくからまった自転車を解きほぐし、自分の自転車を出せる。ようやく出かけられる……と思ったのもつかの間。隣の片足スタンドにちょっと触れたとたん、今度は反対側に倒れやがった! ガガガガガチャン! あ〜あ、また雪崩だよ。もう、頼むよ。いい加減にしろって。貴様ら、きちんと自立しろ〜!

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ウイルス再襲

 7月に1度、7月末から8月にかけて2度目のウイルス性胃腸炎、その後猛烈な便秘症になって武蔵野日赤にも通うこと数日。病気続きの夏を過ごし、ゲッソリとやせてしまった娘だったが、ここのところ食欲も体力も戻り、ようやく元気に……と、思っていたのに! 3度目のウイルス性胃腸炎(今度はロタウイルス!)になってしまった! なんだよ!  月1ペースで襲ってきやがって!

 昨日、保育園の帰宅後「お熱がある〜」「お腹が痛い〜」と言い出し、みるみる悪化。時計を見ると夜6時30分。近所の内科がまだ開いている。夫があわてて娘を連れて出かけていった。 7月のウイルス性胃腸炎騒動を知っているお医者さんは、念入りにお腹の音を聴診。「前回より軽いね。お腹を出して寝ちゃったりしなかった?」「あ、あるある。あります。何度ふとんをかけ直してもダメなんですよ」「先生もね、寝相が悪いから朝起きるとお腹が出ちゃっているんだよね。で、ときどき調子悪くなるんだ。わっはっは」

 土日に備え、整腸剤や消炎剤、吐き気止めなどモロモロの薬をもらって帰宅。今夜は食事抜きでお腹をからっぽにさせるしかない。ウイルス性胃腸炎は対症療法ぐらいしかなく、水分補給と食事に気をつけながら嵐が過ぎ去るのを待つしかない。さすがに3度目ともなると、慣れというか、対処法もわかっているのでラクといえばラクなのだが……。

 私といえば4月にみつかった石灰沈着性腱板炎(肩に石灰が沈着する病気)が再発し、激烈な痛みに悩まされ中。加えて、ヒジにできていた粉瘤(腫瘍)の手術をし、ようやく抜糸&テープ固定で治るのを待っているとこだ。今年はなんだかボロボロだな……。

 そんななか、私の知らない夫の写真をとあるところで発見。ああっ! 若くてかわいい女の子と何やらやっている! 

●私の知らない夫の写真
お日様ありがとう♪|KEEP SMILING♪♪♪

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叱り屋稼業だったころ

 イマイチ調子の悪い夏を過ごしていた娘の調子も、いまや全開バリバリ。ようやくひと安心といったところだ。オネショをして踏み洗いをした布団(ウォッシャブルタイプ)は半日の天日干し&半日の乾燥機で見事復活。だがしかし、マットレスは復活ならず(やっぱりな)粗大ゴミの回収を待つばかりとなっている。

 ここ数日は、お盆休みということもあって手が空いていたので、こんなのを試作していた。最近、新規の問い合わせがいくつかあって「とりあえず作品を見たい」「メールで見積もりを」なんていうケースがあり、必要に迫られて作った次第だ。いままでは「誰かからの紹介→顔合わせなしでいきなり仕事」、もしくは「仕事発注するから、まずは電話か直接合っての打ち合わせを」というパターンだったから、メールだけで細かい部分のやりとりまでするのは、ちょっと苦手。でも、そうもいっていられない時代になってしまったのだろうな。

 サイトは「ID for WebLife*」というソフトの体験版で作ったもの。基本的にFlashオンリーのサイトは嫌いなのだが、写真コピーの心配はないし、テンプレに写真とテキストをはめこめば完成というお手軽さ。とりあえず2週間の体験版お試しで試作し、まあいいんじゃないのと製品版を発注した。でもねえ……、うちの古いiMac DV SE(2000summer)だと重たいんだよねえ。PCのスペックや回線によっちゃ、ストレスのたまるサイトかもしれません。何かお気づきの点がありましたら、教えてください。

 さてさて、今朝お友だちの理恵姐さんのBlogを読んでふと思い出したことがある。実はわたし、OL時代は社内屈指の「叱り屋稼業」だった。

 私のいた部署は専務取締役から常務取締役までが顔を揃える「営業本部」だ。社長秘書室と同室、ということもあって、社内のどの部署とも違い、それはそれは聖域チック。重たいガラス張りのドアを開けるとフカフカの絨毯、重厚なインテリア、豪華な生け花が目に飛び込んでくる。入社以来、1度も足を踏み入れたことのない社員は数知れず。「開かずの間」と恐れられていた部署である。

 そんな「営業本部」で、水商売と見紛うような姿形で仕事にいそしみ、長い間「開かずの間のお局様」の地位を確保していた私であったが、なぜか転属されてくる女の後輩は「おっとりしすぎて仕事になりそうもない新入社員」か、「他の部署から放り出された問題児」ばかりだった。門限が6時という箱入り世間知らずの娘A子、気が強くて同僚とのケンカが絶えず、困り果てた担当取締役が放出したB子、美人で男受けはいいけれどイマイチ仕事に興味のないC子……。そんな面々ばかりが、私のもとに配属されてくるのだ。

「ちょっとお、どうしてうちには即戦力が来ないのよ!」

 人事課のお局様や仲のいい常務取締役にグチをこぼすと、きまって彼らは「だって、あなたのところにしばらく預けると、その後は売り手市場なんだもの」といった。そう、売り手市場。私のもとで働いていた子は、1〜2年経つとどこかの部署へ転属になる。どの部署の担当取締役からも「うちに来てほしい」と引く手あまた。あれほど「もういらない」と手放した取締役ですら「やっぱりあの子を戻してくれ」と懇願してくるのだという。いわば、私のところは「修業先みたいなもん」だそうだ。

 私がいつも気を配っていたことは「身内主義に徹すること」だけ。開かずの間と呼ばれるほど、外からは見えない場所であったからできたことも多い。「他部署ではその子の悪口をいわない」「悪いことをしたら徹底的に叱る」「うまくできたら過剰なまでにほめちぎる」のである。

 どんなに問題児だとしても、かならずどこかにいいところはある。世間知らずでおっとりしている子なら、時間をかけて調べたり、ていねいに作る資料の仕事を与える。気が強い子には競争心をあおり、スピードと成果がすぐに見えるような仕事を担当させる。ちやほやされることが仕事みたいなものだった子には、容姿ではなく実力が問われる仕事をさせる。やる気がなかったり、手抜きをしたら、泣きだすまで叱り、きちんとがんばれば大騒ぎでほめる。それだけ。たったそれだけで、ほとんどの子は自分の得意分野と価値を知り、みるみるうちに社内でも有名な「デキル女」になっていく。

 それから、自分の部下になったら絶対に外では悪口をいわない。転属直後は元の上司や同僚が「うちの○○がそっちに配属されたけど、あの子はひどいもんだよ」「いやあ、大変だよねえ。こっちは助かったけど」などといってくる。たいてい相手は「そうなんですよねえ。ホント使えなくて困っちゃうんですよ」という答えを期待しているが、そんなときは必ず「すごくいい子ですよ。ハキハキしているし、計算は速いし、整理整頓も得意。うちに来てもらって本当に助かっています。手放してもったいなかったかもしれませんね」と答える。

 私が話す評価はまわりまわって、いずれ本人の耳に入る。軋轢のあった元部署の上司や同僚に対しても顔が立つし、ましてほめられればうれしいに決まっている。そうしたことを繰り返すうち、どこの部署からも欲しがられるOLに育っていくのである。
 
 ようやく即戦力になったと思ったころに、他部署に引き抜かれるのは本当にくやしいけれど、嫁に出すと思えばうれしいことこの上ない。叱り屋稼業の私は、いまは後輩ではなく、夫と娘を叱っている。いい人間に育ってくれればいいのだけれど、こいつらは一筋縄ではいかなくて……。

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ガチンコ対決

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 先日、起きたプールの事故。大事に大事に育ててきた娘をあんな形で失うなんて、本当にやるせない思いだろう。子を持つ身としては、しばらくプールはやめておきたいところだったが、ウイルス性胃腸炎で7月中はほとんど遊べなかった娘にねだられ、地元のプールへ出かける。 調布市、府中市、小金井市で運営している二枚橋衛生組合(ゴミ焼却場)のプール。昨年もちょっとblogでネタにしたが、ココはいまどき大人30円で2時間楽しめる激安プールだ。

 消毒槽で腰までつかり、冷水シャワー浴び、さてプールに……と思ったら、監視員のニイちゃんが仁王立ちになり、「シャワーはアタマからかぶってください」と行く手を阻む。ああ、ごめんなさい。すいません。監視員のニイちゃんは次から次と入ってくる客にニラミをきかせ「腰までちゃんとつかって〜!」「アタマからかぶって〜!」「走らな〜い!」「ふざけな〜い!」と注意している。やっぱりあの事故の影響は大きく、いつも以上にうるさい。でもまあ、このぐらいうるさく言わないとダメなんだよ。ニイちゃん、がんばれ! プールの安全はキミ次第だ!

 監視員のニイちゃんのヤル気満々ぶりに触発された私は、彼の前に仁王立ちになってみた。水着姿のふたりが仁王立ちで向かい合う。なんか、ガチンコ対決みたいじゃん。先攻は私。

「排水口……どこ」

 思わぬ攻撃にちょっと面食らう監視員。焼けた素肌が光っている。

「え……、あの……。あそこの、ちょうど監視員が座っているイスの、あたりです」
「イスのあたりって……どこ」
「あの、あの……。あのイスの、ちょうど真下のあたりにあります」
「ああ〜? 真下?」
「ま……、真下っていうか、イスの真下はプールサイドですけど、イスのすぐ下のプールの中にあって……」


 私は攻撃の手をゆるめない。なぜなら、予測できない事態にどう対処できるかが、監視員の手腕だと信じているからだ。

「プールの中……?」
「ええ、ええ。プールの中に」
「壁? 床?」
「えっと、床に……」
「ふさいでいるのは?」
「えっと、鉄板。穴のあいた鉄板です」
「取れないの?」
「取れないっていうか、はめてあって……」
「取れないの?」
「ボルトでとめてあって、はめてあって……」
「とめて……いる?」
「四隅をとめてあって、簡単にははずせないような感じで」
「ふーん。はずれない?」
「ええ、はずれないです」
「ああ、そう。吸い込みの力は?」
「……」
「吸い込み!」
「え、えっと強くは吸い込んでいないので」
「どのぐらい」
「触っても吸い込まれた〜って感じはないぐらいで……」
「あ、そう。大丈夫ね」
「大丈夫です」

 私は攻撃の手をゆるめない。なぜなら、予測できない事態にどう対処できるかが、監視員の手腕だと信じているからだ。

「点検したの?」
「え……?」
「点検はいつしたの?」
「今日もしました! 毎日しています!」
「ホント?」
「ホントです」
「大丈夫なのね」
「大丈夫です」
「何かあったら……」
「え?」
「許しませんよ」
「あ、はい!」

 これで大丈夫。あとは親の私がちゃんとつきっきりでいれば事故の確率はグッと低くなる。プールの安全のためにも、ときどき出かけて監視員とのガチンコ対決をしておこう。

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梅シロップ完成

Dscn5021 さて、今年も梅仕事の季節がやってきた。毎年、梅シロップを作っているのだけれど、今年もあいかわらず「2日で作る手抜き方式」ですでに完成! ほとんどの人はものすごい高い梅を買ってきて、傷つけないように洗い、ひとつひとつの実に竹串で……という方法で作る。仕込んで1ヶ月以上待って、その挙げ句にカビを生やしたり、発酵してブクブク……なんてことが多いようなんだけれど、我が家では代々、手抜き方式でさっさと作り、6月初旬からジュースにして飲んでいる。(参考記事/山姥のその後

 今年もうちでは1キロ100円の傷ものを農家から10キロ購入し、2晩かけてガリガリゴリゴリ。10キロの梅と5キロの砂糖で500mlのペットボトル12本分のシロップができた。これからの方はぜひこの「手抜き方式」をお試しあれ。「傷つけるとにごっちゃうのよね」というけれど、売りもんじゃないし、カビを生やすよりもマシ。

※梅シロップで検索してきた方へ。竹串穴開け方式だとシロップが出来た後の梅をジャムにしたり、そのまま食べたりできますが、この「手抜き方式」は果汁を出し切りますので、シロップが完成したあとは捨ててください。とてもパサパサで食べられたもんじゃありません。

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潮干狩り

Dscn4996 毎年恒例の潮干狩りに行ってきた。場所は木更津の金田海岸。成果は友人あっくんが8キロ、私の母が6キロ、私が6キロ、夫が5キロ、娘が1キロと合計26キロ! 大潮を狙って、地あさりの採れる沖まで歩いた甲斐あって、例年にないほどの大粒あさりが収穫できた。それにしても潮干狩りというものは、人間の奥底にこっそりしまってある【狩猟本能】をかき立てるものだとつくづく思う。あさりを食うだけなら、近所のスーパーで買ったほうがよほど安い。特売のときなんか100グラム60円ぐらいだし。

 一粒のあさりを見つけるために四つんばいという、屈辱的な体制で砂を掘る。海水を含んだ砂は重たく、手も足も服もドロドロになりながら、ひたすら掘る。腰が痛くても、肩が凝っても、お腹がすいても、オシッコがしたくなっても「もう一粒、もう一粒」と延々、掘り続けるのみ。

 今年の潮干狩りもそうだった。誰かが「もう、そろそろ終わりにしない?」といっても、みんな「うん、そうだね」「そうしよう」といいながら、掘り続ける。欲と道連れ、お願いだから誰か止めて〜という感じだ。漁業組合のおじさんいわく「この間、82歳のおばあちゃんが朝からひとりで掘り続け、28キロものあさりを採ってきた」そうだ。欲もほどほどにしないと大変なことになる。翌日、倒れていなけりゃいいが……。

 夕方、ホテルの客室から潮が満ちた海をながめていたら、山盛りのあさりを積んだ小型ボートが2舟現れた。スコップですくっちゃ撒き、すくっちゃ撒きの繰り返し(※私たちが採った場所ではなく、出入り口に近い場所。土日の団体向けに撒いていたと思われる)。翌朝、雨のなか潮干狩りを楽しむ団体客を横目にちょっと複雑な思いで帰宅した。

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GWに起きたこと

 なんだか毎年同じようなことを書いている気がするが、GWは仕事で終わってしまった。夫とふたりで書いていた鉄道本の初校(ゲラ)が送られてきて、それがまた自分たちの担当分だけでなく、丸ごと一冊分だったから大変。結局、GWの間中、ずっとゲラのチェックで終わってしまった。

 それでも4/30だけは公園へ行き、夕方までまったりとバーベキューを楽しんだ。朝8時半から酒を飲みつつ、肉の塊だの焼き鳥だの海老だのを焼く。友人のあっくんと保育園仲間のMさんは昼前には完璧に出来上がってしまい、木のベンチで寝てしまった。まるでホームレス。あっくんは、目を覚ましてマッコリや焼酎をひとくち飲むたび「人間だめになる、人間だめになる」とつぶやいている。怖いよ、宗教みたいで。

 先日は娘がいとこの家へ泊まりに行った。いとこは小学校2年生の女の子で、昨年は我が家にお泊まりしている。娘が留守、といったら飲みに行くしかないでしょうよ。などと思っていたのだが、鉄道本の校正が終わらなくて、なんとしても今夜中には宅急便で送り返さないといけない。夜10時にようやく目処がつき、宅急便を出しがてら酒を飲みに出かけた。

 以前から気になっていた赤提灯へ、わざわざ電車に乗って行ったのだが、これが大ハズレ。いつも大混雑しているので期待していたのだが、席に座ってメニューを見たら、肉じゃが、からあげ、サラダとまるでチェーン店みたいな品揃え。もうちょっと工夫はないのか、おい。仕方がないので、その店の名物という刺身盛りを頼むも、しめさばもマグロもパサパサ。おまけに刺身すべてが生臭く、食えたもんじゃない。これで名物? ある意味、名物かもな。活気がいいと評判の接客も、ただ騒がしいだけ。これなら愛想最悪の吉祥寺いせやのほうがマシだ。

 おまけに店内の客はガキ率が高く、とにかくうるさい。刺身はまずいわ、店はうるさいわ、店員は気が効かないわで、どんどん不機嫌になる私を見て、夫は「もう帰ろ」と言い出した。地元に戻り、それはそれは静かなバーで飲み直し。前の店でのイライラを吹き飛ばすかのごとく、マルガリータ、アレキサンダー、ドライマティーニ、ドライマティーニと立て続けに飲み干す。

「ゴルァ、歌いに行くぞ!」

 いささか半泣き状態の夫を連れ、カラオケ屋に乗り込み、朝方まで歌いまくり。刺身がなんだ〜! 赤提灯がなんだ〜! いい気分で帰宅し、爆睡していたのだが、風邪気味だったのが災いし、激しい咳とともにオエッ。白々と明けゆく空を見ながら、洗濯する。こうして私のGWは終わったのであった……。

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戻れぬ道

Dscn4872_1 intel iMac 20インチを買った。そろそろ新しいMacを……とは思っていたものの、踏ん切りがつかないでいたのだが、先日やった仕事のギャラが予想以上に高額だったため、勢い余って注文しちゃったわけだ。勢い、というものは本当におそろしいと思う。しかし、さすがに20万を超える買い物をネットでポチッとするのはさすがに緊張する。最後の最後で「このままポチッとしていいのだろうか。もう1度、考え直すべきなんじゃないだろうか」と腰が引けた。もう、振り込め詐欺のカモみたいな気分。

 このiMac、本当はapple storeでメモリを増設して注文をするつもりだったのだが、10%のギフト券還元がある、ということで、Amazonで購入することにした。ギフト券で周辺機器が買えるし、メモリは後から自分で刺せばいいからね。

 実は、腰が引けたのは「Amazon」が原因である。今回、クレジットカードではなく、ネットバンキングのからの現金払いを選んだのだが「ネットバンキング払いの商品を返品するときは、Amazonギフト券での返金となります」と書かれているの気づき、腰が引けてしまったのだ。……208,910円だよ。ギフト券で返してもらってどうする。そんなわけで、さんざんモニタの前でうなったあげく、ポチッ。

 もう返せないよ。いや、絶対に返すもんか。ギフト券なんていらねえ!

 ……とここまで書いて、下書き保存していたところ、inteliMacがダウン! なんと画面が青くなったきり、起動できなくなってしまった(長年使っていたimac DV SEでこれを書いています)。Appleサイトでいろいろと調べてやってみたもののお手上げ。仕方がないのでサポートに電話し、指示通りにこれまたいろいろと試すもお手上げ。挙げ句の果てにはオペレーターの指示通りに再起動してみたところ、ファンがものすごい勢いで回りだし、止まらなくなった。ものすごいファンの音の中、電話をしているもんだから、自然と叫んでしまう。

「ブァァァ〜! ファンの音がすごいんですけどお!」
「ブァァァ〜! 電話でもよく聞こえます!」
「ブァァァ〜! まるで台風みたいです!」
「ブァァァ〜! すごい音ですね!」
「ブァァァ〜! ひどいですよお!」
「ブァァァ〜! 止まりませんか?」
「ブァァァ〜! 止まりません!」

 結局、inteliMacは届いてからたったの1週間で修理行きへ。うううっ、返したいけど返せない。ギフト券20万円分なんて欲しくない。

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すべての出来事には意味がある!?

 みなさん、おひさしぶりです。ようやくblogの更新ができるだけの精神&肉体状態に戻ってまいりました。いやあ、きつかった。……って毎回、仕事の話をすると「きつかった、きつかった」なんだけれど、2月なかばから1日たりとて休みのない生活はさすがにつらい。家にこもって、ひたすら書き続ける生活を続けていたのだが、そのせいで寝たきり老人並みに身体能力が激減しちゃったらしい。

 仕事が切羽詰まっていて「もうご飯作っているヒマがない! 疲れた〜、死ぬ〜」と叫んだのは、WBC決勝戦の翌日。ここは一発、焼肉でパワーをつけにゃアカンな、WBCで優勝して心に余裕ができたしさ、少しはあの韓国に金を還元してやろう、なんて思いながら近所の韓国系焼肉店へ。メニューの上から下まで一通り注文し、にんにくのオイル焼きもプラスして、そりゃあもう食いました。腹いっぱい。

 機嫌よく家に帰り「さぁ、あと10歩で玄関ですよ」というところで、なんと左足をねんざ。たった幅1センチ程度の小石につまづいて、いきおい良く外ひねりですよ。外ひねり。うぎゃあと叫んで座り込み、足首をつかんでみたところ、筋肉がものすごい勢いでビクビクしている。釣り上げたばかりの魚みたいなビクビクっぷりだ。

 家にあった湿布を張り、様子を見ていたのだが、あいにく翌22日は朝から新宿で取材がある。よりによって「ウォーキング」の取材だ。もう、アホかと、バカかと。ただ、幸いなことに今回のカメラマンは夫である。撮影は夫と編集者にまかせて、私は座っていることにした。

 ウォーキングを指導してくれる先生との待ち合わせに、約1時間早く到着。インタビューの後で、フォームの撮影を行う新宿中央公園のロケハンをする。夫は「お前はクルマで待っていろよ」といってくれたが、ここのところ家に引きこもっていた私は、天気のいい公園を歩きたくて、一緒に行くことにする。ポカポカとあたたかい日射し、5分咲きの桜を満喫しながら、気持ちよく歩いていたのだが……。「あ、モクレンも咲いている。きれいだねえ」と上を向いたそのとき! グキッ! ドテッ! ザザーッ!

 気づいたとき、私は砂利の上でうつぶせになっていた。まるでWBC決勝戦でスライディングをしたイチローのようだ。かっこいい! かっこよすぎるかも! そんなことを思いつつ、地べたにはいつくばる私を、ホームレスの方々が遠巻きにしていた。同じく左足、しかもやっぱり外ひねり。さわってみると、昨夜と同じように私の足首はビクビクしていた。また、イキのいい魚を釣っちゃったよ、父さん……。

(つづく)

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思うこと

 先月からかかりきりだった『整体』の実用書。担当ページ分の編集と原稿書きを終えて、どうにかデザイン出し終えた。途中からは同時進行で某スポーツ用品ブランドの『ニュースレター』を執筆し、昨日どうにか入稿にこじつける。これまた同時進行で夫が依頼された『鉄道マニア向けドリル』の問題づくりを手伝う。これは今週いっぱいかかる予定だ。ここのところ、アタマのなかは「骨盤、ろっ骨、ツボ刺激」「シューズ、裸足、土踏まず」「EF65形、機関区、重連運転」といった言葉でいっぱい。とてもblogにエネルギーをまわせる状態じゃなかったため、更新が途絶えていたのだ。ようやくうっすらと出口が見えてきた気がする。……いや、気のせいじゃないことを祈りたい。

‥‥そんなワケで、あたし的には(byきっこ)死にそうな数日間だったんだけど、なんとか復活しつつあるのでblogを書くことにした。実は締切り地獄の橋を渡っている最中も、ときどき「ああ、息抜きしちゃおっかな」と思ったこともあったけれど、なんせ最後にアップしたのが「子殺しの罪」。コメントも返さず、放置していたのに、何ごともなかったように下ネタ満載の記事をアップするわけにもいかず、さりとてマジレスしたり、子殺しの追加記事を書く気力もなく、ますます更新が滞るという悪循環に陥っていた。でもちょっと時間ができたので書く。マジメに書くよ。

「子殺しの罪」については、いろいろなコメントをいただいた。母親に対する怒りや悲しみもあれば、この母親の心について考えたもの、司法や社会のあり方を問うものなど……。この記事をアップするときにさまざまな意見があるだろうと想像はしていたものの、読みながら複雑な気持ちになったコメントもある。

 たぶん考え方の違いというよりも、どこに目が行くか(関心)の違いなんだろうが、今回の事件は母親の生活や心の葛藤、社会の在り方よりも「幼い子を殺した。しかも、肉体的にも精神的にも残虐な方法で」ということに目を向けるべきだと思っている。私は昨年の夏まで約2年間、市の子育て支援計画の作成に携わっていたが、なかでも虐待問題については緊急に対応策を取る必要があり、関係各所のヒアリングや議論を重ねてきた。そのとき、児童相談所や家庭支援センターで、みなが口を揃えていった言葉がある。

「虐待を認めず、助けを拒否する人にはどうすることもできない」

 東京都のデータ(15年度の虐待に関する相談処理から算出)では、虐待者の66.4%は母親だ。そのなかでも虐待を行なっていると認めなかったり、児童相談所があらゆる方法で手を差し伸べても、それを拒否する親がいるのだという。そんなとき、現在の制度や担当者の数では充分なケア(親、子ども両方に対する)ができないのだ。

 この母親には離婚や家計を支えるプレッシャーなどがあったのかもしれないが、そもそも「長男の親権を取るために、仕方なく二男を引き取った」と供述(下記のRNC西日本ニュース参照)しているあたり、離婚前から愛情なんてみじんもなかったのだろう。離婚後は実家で実母と一緒に暮らしていたし、殺された子どもを保育園にも通わせていた。つまり、子どもの面倒を見てくれるであろう実母と生活し、保育所という子育て支援も受けていたのである。事実、この子どもが虐待された始めたのは『実母の体調が悪くなり、孫の面倒を見られなくなってから』だ(下記のasahi.comを参照)。このころから保育園を休むようになり、保育士からの電話や訪問には「子どもの具合が悪い」と答え、子どもには合わせなかったという。本当に精神的にも肉体的にも辛かったのであれば、行政や保育士に助けを求めることもできたはずだ。手を差し伸べても、それをつかむ気がなければ、いくら「虐待するまでになった母親の心理」を思いやり「社会の在り方」を考え「手厚い子育て支援」をしたところで虐待は減らない。

 たとえば自分の娘が、夫に性的虐待されていたら? たとえばその言い訳が「お前がやらせてくれなかったから」だったら? それは果たして妻(自分)が悪かったのだろうか?

 たとえば自分が、夫に虐待され、電気もない納戸に閉じ込められて、トイレにも行かせてもらえず、食事は1日2回菓子やジュースをドアの前に置かれていたら? ドアの近くで、別の女と仲良く生活していたら? そしてその理由が「他の女のほうがかわいい。お前はなつかないから」だったら? 「ああ、仕方ない」と思えるのだろうか?

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RNC西日本ニュースより(現在、すでに削除されています)
育児放棄で息子死の母親、起訴 
2/28 17:54

 高松市に住む母親が3歳になる二男に十分な食事を与えず死亡させた事件で高松地方検察庁は今日この母親を保護責任者遺棄致死の罪で起訴しました。起訴されたのは高松市浜ノ町の飲食店従業員山下愛被告25歳です。起訴状によりますと山下被告は去年12月下旬頃から二男の歩夢くん3歳に十分な食事を与えないうえ着替えもほとんどさせない不衛生な状態で自宅3階の納戸に寝かせたままにして今月5日頃栄養失調で死亡させたとされています。山下被告は夜の仕事に出る前後の午後7時頃と深夜2時頃の1日2回、雑炊やドーナツなどの食事を歩夢くんが寝ている納戸の前に置くだけで食べている姿も確認していなかったという事です。
 調べに対し山下被告は「死ぬとは思わなかった。離婚の際長男の親権を取るため仕方なく二男を引き取った」と供述しています。

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asahi.com:「育児、煩わしかった」 地検、母親を起訴 - マイタウン香川

「育児、煩わしかった」 地検、母親を起訴
2006年03月01日

 高松市浜ノ町の自宅で3歳の男児が十分な食事を与えられず死亡した事件で、高松地検は28日、母親の飲食店従業員山下愛容疑者(25)を保護責任者遺棄致死罪で起訴した。
 起訴状によると、山下容疑者は昨年12月下旬ごろから、自宅3階で次男の歩夢(あゆ・む)ちゃんを押し入れの中に寝かせたまま十分な食事を与えず育児を放棄し、今年2月5日ごろ栄養失調で死亡させたとされる。
 地検は当初、殺人の疑いもあるとみて捜査を進めたが、山下容疑者が「やせ衰えているとも死ぬとも思わなかった」「食事が十分だったかどうか考えてもいなかった」などと供述したため、殺意はなかったと判断した。
 動機については「次男より長男に愛情を注いでおり、なつかなかった歩夢ちゃんの育児が煩わしくなった」と話しているという。地検によると、同居する祖母(48)が昨年9月ごろから体調を崩すなどして歩夢ちゃんの面倒をみられなくなった後は、山下容疑者が1日2回、押し入れの外に菓子類やジュースを置いておくだけになったという。

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子殺しの罪

香川県のニュース:育児放棄の母親起訴−衰弱死3歳男児


 香川県高松市浜ノ町の三歳男児が自宅で衰弱死した事件で、死亡した山下歩夢(あゆむ)ちゃんが、昨年末から自宅三階居間にある一メートル四方の納戸で生活していたことが二十八日、高松地検などの調べで分かった。母親は簡単な食事やおむつを納戸の前に置くだけで、遺体発見時、物置を兼ねた納戸の中は不衛生な状態だったという。
 同地検は同日、二男の歩夢ちゃんの育児を放棄して死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪で、母親の山下愛容疑者(25)を起訴した。
 調べに対し、山下被告は「二男がうまくなつかず育児が煩わしかった」などと供述する一方、「食事は十分と思っていた。まさか死ぬとは思わなかった」などと起訴事実を否認している。
 起訴状によると、山下被告は昨年十二月下旬ごろから、歩夢ちゃんに十分な食事を与えず、ほとんど着替えもさせないまま、自宅三階の納戸で生活させ、歩夢ちゃんが衰えていくのを認識しながら育児を放棄し続けて二月五日ごろ、栄養失調で死亡させた。歩夢ちゃんの体重は二月七日の発見時、約一〇キロと一歳児並みだった。
 同地検によると、歩夢ちゃんは一日二回、納戸前に置かれた菓子やジュースなどを自分で取って生活。納戸に鍵はなかったが、歩夢ちゃんが階下に行くことはなかったらしい。山下被告は納戸横の居間で長男と寝起きしていたが、歩夢ちゃんの様子に気付かず、死亡推定日の五日以降も菓子などを納戸前に置いていたという。
 同地検は「不作為による殺人」も視野に捜査を進めたが、不十分とはいえ食事を与えた事実があることなどから、殺人罪での立件は見送った。

 1日の昼、このニュースをネットで見て泣いた。「二男よりも長男のほうがかわいかった」と二男を虐待死させた母親の続報だ。やるせない、なんてもんじゃない。ほっぺがぷにぷにしていて、目をキラキラさせて「だっこ〜」なんていうような、いちばんかわいい時期の3歳児を真っ暗な納戸に閉じ込めて殺すなんて……。どんなに怖くて、どんなにさみしくて、どんなに泣いたのかを想像するだけで、息苦しくなるほどにつらい。最後はきっと絶望のなか、泣く力もなく死んでいったのだろう。

 我が子をなぐって殺す親も鬼畜だが、存在すら無視し、ジワジワと衰弱させる親だって人間じゃない。なのに「不十分とはいえ食事を与えていた事実があるから」と殺人罪での立件を見送る高松地検。ばかじゃないの? 体重がたった10キロ。死ぬとは思わなかっただなんて、ふざけている。

 比べることではないけれど、大人が大人を殺すよりも、よほど重い罪だと私は思う。子どもは抵抗をするすべも、家を出て逃げるすべも、誰かに助けを呼ぶすべも知らない。ただただ、親から愛情を注がれることを待っているしか出来ないのに……。今の司法制度は親による子どもの虐待死の罪が軽すぎる。子どもは決して親の所有物じゃない。子殺しの罪はもっともっと重くすべきだ。

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男の領域

 グォゴゴゴゴ〜、カラカラカラカラ〜。洗濯機が異様な音がする。娘が1歳のとき、2年間だけお世話になっていた保育室の先生がいまだ会うたびに「あのころ、お宅の洗濯物は保育士の間で話題だったんですよ。ドロンコ遊びでものすごい汚れっぷりなのに、翌々日には何ごともなかったようにきれいになって保育園に持ってくる。みんなで『あり得ない』と驚いていたんです」というほど、私は洗濯が得意だ。つけ置き、手洗い、漂白を駆使し、1日3回は洗濯機をまわす。こんな状況だから、いよいよ洗濯機が悲鳴を上げているんだとのぞいてみたところ、なんとパルセーターが吹っ飛び、洗濯物と一緒に水のなかを漂っていた。

 パルセーターとは全自動洗濯槽のいちばん底にある、羽根の部分。水流を作ったり、洗濯物をかくはんさせるための大事な部品だというのに、オマエが泳いでどうする。意味がないじゃないか。

 さっそくメーカーに電話してみると、出張修理で1万5000円ぐらいという。ううむ、微妙。ホームセンターで安売りの全自動洗濯機が3万程度で買える時代だ。いっそのこと、最新式の洗濯機を買うか悩んだが、古い洗濯機を捨てるにも金がかかるので、部品取り寄せで何とかごまかすことにした。

 メーカーのおばちゃんは「女性だとご自分で直すのは大変かもしれませんよ。太いドライバーが必要だし、チカラもいるから……」という。夫にやらせますから、送ってくださいと頼んで電話を切った。 

 待ちに待った部品到着の日。夫は「オレが仕事から帰ったら直すから待ってろ」と、ヤケに男らしさを強調。やはり電化製品の修理は男の領域か? 確かに女はこの手のことを苦手としている。がしかし、たまりにたまった洗濯物をいっときでも早くキレイにしたい。夫が帰るまで待ってられっか。

 洗濯槽にアタマを突っ込み、新しいパルセーターをはめてみる。……? ……ネジ1本まわすだけ。しかも、20キロもある娘を抱きかかえて振りまわしている私にとっては、おばちゃんのいう「チカラがいる作業」もどうってことはない。しめて5分で修理完了。男なんていらねえ!

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ブリ照りとふきの煮物

 少しは風邪がよくなったな、と油断したのがいけなかった。昼ごろから調子がイマイチだなとは気づいていたが、夕飯を作るころにはカラダがだるくて立っているのもつらい。出前でもなんでもいいから、夕飯は勘弁してくれないかなあと思いつつも、プリプリでうまそうなブリが一切れ100円だったから買ってきちゃったんだよね。ここ数日、夫が「ブリ照り〜、ブリ照り食いてえ」とうるさかったのだが「まだ高い。一切れ100円になるまで我慢しろ」といっていたのだ。

 スーパーにクルマを横付けすると、魚屋が店頭セールをしていた。ダミ声でつるっぱげのおっさんが「奥さん、今日はブリが安いよ。こんだけいいブリがなんと100円! 買っていかなきゃ損だよ」なんて叫んでいるものだから、買わないわけにはいかない。スーパーに入ると今度は「3Lサイズ ふき 99円 本日限り」の札が。ああああ、ふき! 娘が好きじゃんかよう。しかも、お前、刀かよと思うほどの特長サイズ。私の身長ぐらいある。片手で持つとマサイ族みたいだ。

 かくして、風邪で朦朧となりながらブリの照焼きとフキの煮物を作るハメに……。ブリの照焼き自体はむずかしいものじゃないけれど、体力が消耗しているカラダで作る大根おろしはつらかった。ふきの煮物自体はどうってことはないけれど、下ゆでしたり、皮をむいたりが面倒。でも、がんばったよ、母ちゃんは。

 食器の片づけを夫に頼み、8時には布団に入る。「今日、私の誕生日だったんだよなあ。誕生日にブリ照りとふきの煮物か……。ま、いいか。いまさらケーキって歳でもないし」と思っていたら、娘がトコトコと寝室に来て「ママ、明日ケーキね」とささやき、再びリビングに戻っていった。こうなったら、ロウソクの代わりにケーキにふきでもオッ立ててやるか。

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ミドリの舌を持つ女

 仕事が忙しくて医者に行くヒマがない。だから、家に残っている薬で何とかごまかそう。……風邪をひいた夫がそんなことをしているうちに、娘も私も風邪をうつされてダウン。ノドはヒリヒリ、微熱で朦朧。親子3人で行きつけの耳鼻咽喉科を訪れる。

 娘と夫の診察が済み、私の順番がまわってきた。イスに座ったとたん「お父さんの風邪が蔓延しちゃったみたいだねえ」と先生がつぶやく。

ワタシ「ノドが痛くて、微熱も。それからタンとセキ。」
センセ「じゃあ、ちょっとノド見せて。はい、あーっ」
ワタシ「あー」
センセ「わあ、ノド真っ赤。(3人のうち)いちばんひどい」
ワタシ「……(落胆)」

 その瞬間、念入りにノドをのぞいていた先生に緊張が走った。

センセ「……ん? んんん?」
ワタシ「んんん?」
センセ「この、ミドリのは何かしたんですか?」
ワタシ「は? ミドリ?」
センセ「舌が……、ミドリなんです」
ワタシ「はぁ?」

 舌がミドリ? 何をいっているんだ? ななななな、なんかの病気なんでしょうか、センセ! あきらかに先生は気味悪がっている。幾人もの患者を診てきている耳鼻咽喉科の医師ですら、診たことがないミドリの舌を持つ女を……。

「何か飲んだんじゃないの?」と聞かれて、ふとひらめいた! 思い出した! あまりのノドの痛みに耐えられず、以前この病院でもらったトローチをなめてきたのだ。センセ、アンタが出してくれたトローチだよ!

 診察室から出て、すぐさま夫と娘に「舌がミドリだってさ! ほれ、べーッ」と見せてみた。2人は「うわっ、気持ちわるっ」「うええ、ミドリだ〜」と言いたい放題。なんだか熱が上がってきたような気がする。

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私のアタマが変なのは熱のせいだと思いたい。

 タミフルの服用で異常行動死、という日本小児感染症学会での報告が思わぬ波紋を広げているが、本当のところはどうなんだと問いつめたい。中学生になるまで熱を出すたびにそりゃもうすごい狂いっぷりだった私としては、地の果てでようやく仲間を見つけることができた旅人のごとく、親近感あふれるニュースである。ああ、お前もか、みたいな。

 小学生のころ、インフルエンザに関わらず、単なる風邪っぴきの熱でもいちいち狂っていた。大人になってからこうした症状は熱せん妄(ねつせんもう)というもので、高熱で意識が朦朧としているときに幻覚や錯乱が起きることだと知ったのだが、それまではナゼ自分だけという思いがあった。私の場合、熱が出た晩は決まってこの状態になっていて、それはそれはオソロシイものだった。ちゃんと目が覚めていて、見なれた寝室のいつもの布団に寝ているのに、現実と幻と夢がごっちゃになったような感覚。たとえばこんな感じだ。

●部屋が広くなる。体育館にポツンとひとり寝ているような錯角を起こす。

●天井が5メートルぐらいの高さになる。照明器具は遥か彼方。

●枕が岩のように固くなる。起きあがって枕を叩いてもカチカチ。

●布団が重くて固くなる。タンスを乗せて寝ている感じ。

●ベランダで飼っていたインコが耳もとで大音響で鳴く。

●母が水仕事をしていると、耳もとで大音量で聞こえる。

●家ぐらいの巨大な箱に私が入っていて、なぜか鉄くずに埋もれている。ものすごく痛い。

●優しく看病する母がなぜかものすごく怖い。ママ、コワイコワイキライキライと連呼して母はさめざめと泣いたらしい。今だに母は「あのときはショックだった」と怨めしそうにいう。

●寝ぼけているのかと思った母が、私を洗面所に連れていき冷たい水で顔を洗わせたが、脳がやられているので効果はまったくなく、アワワワ、ママコワイ、枕カタイ〜、天井遠〜い、アワワワと泣き叫び、何度となく「先生、娘が〜、娘が〜、娘が狂った! 助けて〜、センセ!」と医者に電話をかけた。

 ……こんなことが熱を出すたびに起こる。夜通し狂っている私もつらいが、それを看病する母も死にそうになっていた。今思えば、よくベランダからダイブしなかったよな、あのころは団地の5階に住んでいたからなあ、などと少しばかり感慨深いものがある。あまりに何度もアタマがやられちゃったせいで、こんな大人になったのかと納得できる部分もあるのだが、タミフル服用時の異常行動は果たして薬のせいなのか、はたまた熱せん妄のせいなのか。非常に気にかかるわけで……。

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ささやかな幸せ

 過労死一歩手前かもしれない、と思うほど夫の仕事が忙しい。印刷機メーカーや化粧品会社、自動車メーカーの販促誌の撮影で、福井京都千葉と出張し、今日明日は高知へ。東京に戻ってくると土日は舞浜のホテルでブライダル撮影。まあ、家にいたところで一銭にもならない職業なので、忙しいのはいいことなのだが、家事育児に協力的な夫が留守ということは、思いのほか大変だと気づく。よく、夫は仕事ばかりで育児ノイローゼ〜幼児虐待とか無理心中なんていうパターンがあるが、まあ気持ちはわからんでもない。しかしながら、なんでも一生懸命にやろうとしたり、私って不幸と思うからつらいのであって、ほどほどに楽しければ、なんとかなるんじゃないかと思うのはキレイごとか?

 我が家も夫が不在のここ数週間、親子ふたり、つつましくも楽しく暮らしている。昨日なんかは娘にせがまれて農工大の学園祭に行ってきた。クソ寒いなか、芝生に座ってお笑い芸人を見る。娘はナマで見るまちゃまちゃに興奮し、インパルス堤下の「てめえブタブタっていうな!」というキレっぷりに笑っていたが、私としては目の前に座っていた女子大生がウンコ座りで豚汁を食い、しかもそのケツにネチャネチャのガムがくっついていたことや、学園祭のにぎわいをよそにドボドボ落ちてくる銀杏を狂ったように拾うババアとか、サイン会をしていた生協の白石さんのすっとぼけたナマ顔のほうがおもしろかった。

 人間なんてものは、幸せとか楽しさをどこに見出せるかが大事であって、大混雑の芝生でギュウギュウ詰めになって座り、ケツは冷たくなるし動けないしイマイチ笑えねえと思ったところで、これっぽっちもいいことなんてない。「あのときケツにガムがついていますよといえばよかったか」「あのババアは銀杏くさいと夫に責められていないだろうか」「白石さんの印税はいくらなのか」などと、夜通し考えてニタニタできるぐらいじゃないと、こんなロクでもない世の中で生き抜いていくのは大変なのである。

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満身創痍

 自転車に乗っていてすっ転び、後頭部を強打。精密検査の結果、頭蓋骨骨折と内出血はなし。しかし、頭を打った衝撃で目の神経を痛め、パソコンを使うのがちょっとつらい。度の強いメガネをかけて生活しているような感じで、遠近感がちょっとわかりづらい。そんなわけで、ちと更新をお休みしています。

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ホテル井の頭

 原稿を書いたあとはいつも寝つけない。徹夜を続ければ続けるほど、カラダは疲れているのに、アタマが興奮していく。ドーパミン過剰分泌、分裂症一歩手前といったところか。

 今朝もそうだ。陽がのぼり始めたころに2本分の原稿を突っ込み、達成感あふれる状態で布団に倒れ込んだものの、アタマが覚醒していて眠れやしねえ。天井を見つめながら、いろいろなことを考えているうち、なぜか「ホテル井の頭」を思い出した。ずっと記憶の片隅にしまいこんでいたホテル井の頭……。

 ホテル井の頭は井の頭公園に隣接する、レトロ感あふれるラブホテルだ。私がここを利用したのはずいぶんと昔だが、その時期すでにこじゃれたブティックホテルが吉祥寺に出現しており、なにもここで用を足す必要はないだろう、という感じの位置付けであった。まず、驚くべきことに玄関に入るとババアが飛び出してくる。しかも、フロントカウンターなんかじゃなく、ドアから飛び出してきて、真正面に立ちふさがる。人目を忍んでホテルを利用するカップルに、容赦ないダメージだ。

「お部屋はね、1泊いくら。チェックアウトは○時」と説明され、早々に金を請求。金がないもんは泊まらせないよ、といった気迫すら感じられる。

「ちょっと待ってね」

 金を受け取ったババアは玄関横の事務室らしき部屋に入っていった。釣りでも持ってくるのかと、玄関で待っているとババアは何やら抱えて帰ってきた。……魔法瓶、茶筒、湯のみ。お茶セットかよ! さあさあ、どうぞと促され、部屋に向かう。クネクネと曲がる薄暗い廊下を歩くと、今度はものすごい傾斜の階段が現れた。人ひとりがようやく這い上がれる、という感じの、細くて急な階段。脚を踏み外したら地獄へまっ逆さまだ。ここで断念したカップルはいたのだろうか、ヤルだけの根性を試しているのか。ババアはお茶セットを抱えたまま、ものすごい早さで階段を登っていく。お前は忍者か。

 息も絶え絶えになりながら階段をよじ登り、ようやく部屋へたどりついた。ババアはさっさと部屋に入り、まるで「お疲れでしょう」とでも言いたげに、ジョロジョロとお茶を入れ始める。期せずして山のお茶屋で疲れをいやす旅人の心境を味わった。

 ようやくババアが部屋から出たので、風呂でも入るかと浴室へ。そこにはなんと金ラメの風呂おけが鎮座していた。しかも、天井にはなぜか藤棚。もう笑うしかないじゃないか。

 翌朝、チェックアウトをする私たちを目ざとく見つけたババアは「もう、外は明るいから、こっちから出なさい」と、にぎやかなバス通りに出る表口ではなく、井の頭公園へとつながる裏口を案内してくれた。外に出ると、そこにはジョギングをする人や、散歩を楽しむ老夫婦が……。目の前に広がる、さわやかな朝の風景と、迷宮から抜け出してきたヨゴレカップル。なんだかもうゴメンナサイの気持ちでいっぱいだったのである。

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刺青ファミリー

 おかげさまで娘のとびひと手足口病はすっかり良くなり、連日どこかのプールへ出かけている。先日は知人から「安いうえにすっごくいいよ」と勧められていた某市の市民プールへ。猛烈に期待をふくらませながら出かけたところ、盆休み中ということもあって駐車場もプールも激混み。しかも、100円玉数枚で利用できるせいか、はたまた土地柄なのかは知らないが、TATTOOばりばりのヤンキー揃いでげんなりする。

 肩に蝶や十字架程度のTATTOOならまだカワイイ。幼児用プールで背中に観音像とか般若を背負った兄ちゃんが、茶髪の子どもと水をかけ合ったり、抱っこしたり。かたわらには同じく上半身に和彫りを施した女房が……。いや、いいんですよ。別に。でもねえ、誰かとぶつかるたび、いちいちガン飛ばすのは辞めなさい。ここは幼児プール。相手は子ども。

 私は刺青が悪いとは思っちゃいないし、カッコイイと見とれることもある。しかし、最近の刺青ファミリーの多くは得てしてマナーが悪い。喫煙所でもないところで寝転がったままタバコを吸ったり、ゴミを投げ捨てたり、気に入らないことがあると怒鳴り散らしたり……。そんな光景を見ていると、ついつい昔のヤクザはもうちょっと場をわきまえていたよ、といいたくもなる。

 訳あって(……といっても我が家は代々、堅気の家庭)子どものころから幾人かのヤクザを知っているが、彼らは刺青を見せびらかしたり、むやみに堅気を脅したりは決してしない。むしろ、オンナコドモには優しいから、ヤクザだと気づいていなかったぐらいだ。どんなに暑い日でも長そでを着ているので子どもだった私は「おじさん、半そで着ればいいのに」といったことがある。すると彼は「身体に模様が入っていて、みんなが怖がるから隠しているんだ」と答えた。プールに行ったとしても自分はシャツを羽織り、女房子どもが楽しんでいる様をプールサイドから見ているだけだ。

 そんな昔ながらの気風はもうないのだろうか。……と、利用料ン百円の市民プールで思いを馳せる。

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ナメるな危険

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 7/19〜21で下田の多々戸浜へ。もともとサーファー御用達の穴場ビーチであり、加えて夏休み直前ということで、人は少ないし水はキレイだし(毎年、AAクラス)……と最高の休日を過ごすことができた。

 さすがはメッカだけあって、浜を訪れる客の7割がサーファー&ボーダー。みんな早朝からさっさと沖に向かうので、波打ち際にいるのは近隣の宿泊客ぐらいだ。白い砂浜にはゴミひとつ落ちていなくて、水は抜群の透明度! 

 波打ち際で遊んでいる娘を夫に見張らせ「たまには泳がねえと、な」と沖へ向かう私。多々戸は遠浅なので少々沖に行ったところでどうってこっちゃあねえ。と、あなどっていた私が間違いだった。サーファーが多いということは、波がイイ! ということで、しかもその日は台風の影響でいつも以上に波が高く……。腰ぐらいの浅瀬だというのに、いきなり2メートルもの波が襲ってきてキャーッ! ガブガブガブ〜! ゴボゴボゴボゴボ〜!

 ……多々戸の波をあなどっていたら危険です。死にます。

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行ってきます

 連休明けの締切りを前倒しして、そのうえ小金井市役所に送る山盛りの資料を作成し、泣きながら荷物を作って、倒れそうになりながら「ある夜のメールから」を書き終えたらもうこんな時間……。ああ……。

 今日から下田の多々戸浜で遊んできます。朝9時35分には新宿でスーパービュー踊り子に乗らなければならない。さて、少しだけ寝るとするか……。コメントをくださった方、お返事は帰ってからにします。すみません。

 あ、それから留守の間ですが、仕事で毎週、書いているコラムでも読んでみてください。アクセスアップを狙って日替わり懸賞を行なっています。出来たてホヤホヤでまだアクセスの少ないサイトだから(ホントにさみしいんだよ〜)当たる確率は高いのでは?

食べマル.jp - 「食」の総合コミュニティサイト
住みマル.jp - 「住む」の総合コミュニティサイト
楽マル.jp - 「趣味」の総合コミュニティサイト

 ここでは2つの名前で書いています。……って写真とかネタでバレバレだな。しかも、リンクしちゃったから、クライアントにココの存在&ウンコライターであることまでバレちゃったし(笑)。

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テープに潜む男たち

 ちょっと暇になったので、あちこちの整理をしていたところ、昔のカセットテープが出てきた。どうしても処分できなくて結婚のときに持ってきたものだ。なのに何を録音してあるのかサッパリ忘れている。もう、いらねえな。捨てちまおう。でも捨てる前に念のため、聞いてみるか……とテレコを引っ張り出す。そうしたら、出てきましたよ、赤面モノが。

 16年前、パイオニアのコンポを持っていたのだが、実はコレ、電話線をつなぐと留守のときにテープで応答・録音する、というスグレモノだった。当時は留守番電話がまだ出始めの時代。中森明菜がこの商品のCMに出ていて「はい、明菜です。ただいま留守にしております……」というナレーションを聞いて即買い。見つかったテープはそのときの留守番メッセージが入っていた。


 男の声「ピーッ(録音開始音)。はい、こんばんは。8時と40分ぐらいのシミズですけど。いま、美佐はねえ、飲んで歌っているんじやないかなって思いますけど。ツンタが帰ってきているとのこと、みんなで飲めればいいなって思っています。美佐もあいかわらず元気そうで、ぜひぜひ今度飲みたいねってところです」


 ……シミズって誰だよ(笑)。やたらDJ風のリズミカルなしゃべり。どうやら当時、ハマっていた伝言ダイヤルの仲間らしい。美佐という名で出ていました、私。わはは! ツンタは当時付き合っていた5歳年下の彼。東京で知り合って付き合いはじめ、その後彼が北海道の実家に戻り、1年ほど遠距離恋愛をしていた。さーて、次いってみよう。


 男の声「ピーッ。はい、ミサワです。ツンタが9月始めまで東京にいられるんだって? だったら絶対に会おうよ。うちの